禅語から学ぶリーダーのあり方

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「無事是貴人」あなたはあなたで素晴らしい

先日の茶道のお稽古でのお床のお軸は「無事是貴人」でした。以前のブログでも意味は記しましたが、1年が無事に終わったことを祝って年末に掛けられることが多いお軸です。しかし、7月から立て続けに起こる災害を受けて、このお軸を今の時期に選んだのだと先...
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「鉄船水上浮」あり得ない事はあり得る

鉄船水上浮 (てっせん すいじょうに うかぶ)【意味】 鉄の船のような非常に重たいものが水上に浮かぶ。転じて、あり得ないことが起こり得るということ。昔の方はそう思われたのでしょうが、現代の私たちは鉄製の船が水上に浮かぶことを誰も不思議に思っ...
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「白珪尚可磨」常に努力を怠らない

白珪尚可磨 (はっけい なお みがくべし)【意味】完全無欠な白い玉(白珪)であっても、さらに一層磨き続けるべきである玉は磨けば磨くほど光り輝きます。これで良しということはなく、どんなに完璧な玉であっても磨かくずにおいておけば、やがては曇り、...
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「杓底一残水」思いやりの心を忘れない

杓底一残水 (しゃくていの いち ざんすい)【意味】分け合う気持ちを大切にしましょう。道元禅師が川辺で口を清めるため柄杓に水を汲み、そのうち半分を使い、残りを川に流しました。弟子が「どうして使い切らず流すのですか?」と問うと禅師は「私は十分...
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「座一走七」頑張り続けるのをやめる

座一走七 (ざいちそうしち)意味:七回走ったら一回は座りなさい世の中の変化は激しく、新しいものを求めて常に走り続けています。ICTの進歩によって全てのスピードが速くなり、時として休むことは悪とさえ捉えかねない現代です。休むこと=悪い事、後れ...
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「一期一会」純粋性を大切にする

一期一会(いちごいちえ)とても有名な言葉ですので、今更解説なんかいらないよ~ という方も多いかもしれません。一般的には「人との出会いは大切なものだから大切にしなければいけない」というような意味で用いられているのではないでしょうか。ウィキペデ...
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「平常心是道」当たり前を当たり前に行うことこそが大切

平常心是道 (びょうじょうしん これ どう)意味 普段通りの心こそが大切である。いわゆる私たちが一般的に使う平常心(へいじょうしん)。平常心で行こう。平常心が大切だよね。などとよく使いますが、その平常心。「普段通り」がいざという時は本当に難...
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「光陰流水」やり切る

光陰流水 こういんりゅうすい意味 時の流れは水の流れのように速く、また、流れてなくなってしまうものである。時の流れが速いという意味で「光陰矢の如し」をよく使いますが、「光陰流水」となると、速いだけではなく時は元には戻らないという意味がとても...
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「清風動脩竹」心理的安全性はリーダー次第

清風動脩竹 (せいふう しゅうちくを うごかす)脩竹とは細長い竹のことです。すなわち、「爽やかな風が吹いて細長い竹がサワサワと揺れ動いている」という意味です。竹は風がなければ動きません。葉がそよぐこともないでしょう。しかし、一陣の清風によっ...
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「結果自然成」変えられるコトをコントロールする

結果自然成 けっか じねんになる意味:できる限りのことを精一杯やったのであれば、あとは自然に結果が実を待てばよい「果報は寝て待て」と同じような意味合いですね。することをしないでただ「寝て待つ」のではなく、「出来る限りのことを精一杯やる」とい...