「こどもの授業が激変!教育改革最前線」と題して、NHK「あさイチ」で特集が組まれていました。
内容は、従来型の先生が子供に教え、生徒はそれを聞いて学ぶという知識を養うを受け身の学習から、先生は教えることをせず、生徒が自ら考え話し合って主体的に学ぶアクティブ・ラーニングに現場は切り替わってきているという事。欧米の教育現場は既にアクティブ・ラーニングが受け入れられてきているが、日本はまだまだ遅れており、それにより考える力、発信する力など、「知識をつかう力」に遅れがあるのは、という事でした。

お勉強はできる(成績は良い)けど、現場では使えないよね~
資格持ってても役に立ってないよね~
と社会人になってから言われてしまう、まさにアレです。
つまり「知識をつかう力」のトレーニングができていないということです。

知っている事とできている事は違う。やっているつもりでもきちんとできているとは限らない。
弊社のトレーニング現場では、必ずこのギャップを自分自身で認識してもらうのですが、認識したからと言って、「できる」ようになるとは限りません。
表現は悪いですが、頭でっかちの方ほど、知識はあるのに「できない」のです。もしかしたらそれは、「記憶学習」に一生懸命で、「使う学習」を疎かにしてしまったからかもしれません。

悲しいかな私たち大人世代は、受動的に習うこと一辺倒で、その知恵や知識をどのように現実に使うかを学ぶ場は少なかったと思います。つまり、記憶学習ばかりで使う学習をしてこなかった・・・
だからこそ!
今の大人世代にこそ、いまからでも発信する場、知恵や知識を使う力を身につける場、アクティブ・ラーニングが必要なのです。

アクティブ・ラーニングと一口に言ってもその手法は様々です。
ワールドカフェやアクションラーニングなどからはじまり、Think-pair-share、ジグソー法、ポスターツアー、ピアインストラクションなど、参加者やグループの状況、何を手に入れたいかによって、どんなアクティブ・ラーニングの手法が最適かは異なります。

また、講師は教えることを手放し、場をコントロールすることさえも手放し、参加者の可能性(力)を信じて場の運営(ガイド)に当たるため、忍耐と熟練度が求められます。

そしてその効果は、今まさに、現場のマネージャー達が頭を悩ませている問題解決に直結します。
・自分の意見を持って議論に参加する形が自然とできる
・自分しか知らないことがある状況が自然に作り出されるため、一人一人に自分が発信しなければという責任感が生まれる
・一人一人意見が違う事への許容が生まれる
・議論やコミュニケーションのトレーニングが行われる
・個々人に知識や経験のバラつきがあっても、それぞれが集まって一つの完成形になれば良いと自然に考えられるようになる

私たち大人は、十分な知識は既に持っているのです。その使い方、使う力をトレーニングしてこなかっただけ。
子ども達が教育改革で学習の仕方が変わってきているだけでなく、私たち大人こそが学び方を変え、アクティブ・ラーニングの実践を積極的に取り入れていくべきだと思います。