4月も半ばを過ぎ、新入社員の皆さんを始め、この春から新しい環境に身を置いた人たちは、疲れがそろそろ出始める頃かと思います。
かくいう私も、新しい環境に身を置いたわけではありませんが、今年になってから先月まで、生活パターンが介護問題などもあって少しこれまでとは違っていたため、知らず知らずのうちに疲れがたまっていたようで、今月に入ってからその症状がドッと出てきてしまいました。

激しい頭痛で朝はなかなか起きられなかったり、何となく日中はだるさがあったり猛烈な睡魔に襲われたり。頑張ろうという気持ちはあるのになかなか身体がついていかないのです。
そうしてあっという間に1日が終わり、次の日こそと思うのですが、次の日も、そのまた次の日も、何にもできないままに1日が終ってしまうという日々が続きました。
いい加減な私でもさすがに気持ちは焦ります。でも、いまひとつピシッとしません。
このままではマズいと思いながらも、自分ではどうしようもないのです。

「私、なまけもの病になっちゃったかも・・・。朝は頭痛で起きられないし、1日中だるいし、仕事が思うようにはかどらなくって、仕事どころか、日々のこともなんかいい加減になっちゃって。なまけもの病、まずい・・・」
ご近所で仲良しのTさんにポソリと打ち明けたところ、Tさんが思いっきり元気な声で言ってくれました。

「そう簡単には、なまけもの病にはならないよ。だって、忙しかったじゃない。いろいろ大変だったし。疲れが出ただけよ。いいじゃない、1カ月やそこらダラダラしても。でも、1か月もダラダラしてないでしょ?せいぜい数日でしょ?何にもしない日を持つのはいい事よ。ついでに思考も止めちゃうの。何にも考えない。そうしたら、ほっといても自然にまた動き出すわよ。」

少し焦っていて自分を責め始めていた私には、Tさんの言葉はまさに救いの神でした。
仮に本当はなまけもの病になりつつあるのであったとしても、「そんなに簡単にはならないわよ!」と笑って跳ね返してくれたTさんのお陰で、「ああ、私は大丈夫。本当はちゃんと頑張れるんだ。」と思ったのです。
それに「何にもしない日があったっていいじゃない。」という言葉も救いでした。
とにかく何かをしていなければ遅れをとってしまう(特に何かにと言うわけではなく)という意味のない不安を取り払ってくれたのです。

以前の私が今の私から同じことを言われたとしたら、「気持ちがたるんでるんじゃないの?!」くらいのきつーい一言を言っているかもしれません。
実際、5月病とか春バテとか、そういうものは「気持ちの問題」であり、そもそもちゃんと事に向き合っていないからそんな風になっちゃうんだと以前は決めつけていました。
しかしそうではなく、5月病も春バテも、本人の意思とは別に、なる時はなるのです。「こころだって風邪をひく」とおんなじで、誰でもそうなる可能性があるということです。

私はあまりにも辛いので病院へ行ったところ、完全なる春バテの症状だと言われ、身体だけじゃなく気持ちも休息するように言われました。
「ああ、私も人並みに春バテになるんだ。サイボーグじゃなくて、少しは人間らしくなった証かな」などと、妙に納得したりして。

もし身近に私と同じようにだるそうだったり、いまひとつ元気がない人を見かけたら、Tさんが私に言ってくれたように「そんなに簡単にナマケモノにはならないよ。」と言ってあげてください。
それだけでどんなに心が軽くなることか。本当に本当に、救われた気持ちになるのですから。

数日間、ダラダラと過ごした私。お陰様で完全復活いたしました。
これもTさんの「何にもしない日があってもいいじゃない」のお陰です。
「頑張れ~!」のエールは元気な時にはありがたいですが、そうでない時は、「頑張れ」よりも他の言葉の方がありがたいのですね。

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