「社長のことはとても尊敬しています。ただ、言っている事とやっている事とが違いすぎると思います。退職理由はそういうことです。」

 

かつてメンバーからそう告げられたことがありました。

いえいえ、社長は言っている事とやっている事は違わないよ。心からそう思っていたし伝えもしましたが、残念ながらそのメンバーの翻意は得られませんでした。

「言っている事とやっている事が違う!」というのは社長だけに向けられた言葉ではなく私に対しても向けられたものだと後になって知りました。

その時は「なんでわかってもらえないんだろう・・・・」と悩んだりもしましたが、今振り返ってみると、メンバー君の方が正しくて、私たちは言っている事を正しく行っていなかったのかもしれません。

経営とか育成とかそういうものを隠れ蓑にして、常日頃言っている事をどんな状況においても誠実に実行していたかというと、そうではなかったと思います。

例えば昨日のブログで触れた、本人のためにはこの会社以外の方が成長できるからと退職勧奨することもその一つです。

社長がこう言ったから。3年後を見据えたら今こうしなければいけないから。お客様のためにはこうした方が良いから。言い訳はつきません。

でもメンバーからしてみたら、普段どんなに立派なコトを言っていても、それが実際に行動に落ちていないとなると、そんな上司にはついていきたいとは思わないでしょう。

 

悲しいかな、人材業界の内側は言っている事(伝えている事)と実際にその社内で行われている事がかけ離れている場合が多いと言われています。

常にわが身に問いかけます。

「君子は諸(これ)を己に求む。小人は諸を人に求む。」

 

自分の言葉には責任を持ち、できないコト、実践していないコト、上滑りなコトは人に説くようなことはしない。

しっかりと心に留めておきたいと思います。

 

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