私が通う美容院は120年以上の歴史がある地域から愛される素敵なお店です。

若い方からご高齢の方まで、男女を問わずに色々なお客様がいらっしゃいます。また、大学病院が近くにあるため、病気療養中の方やケガなどで体が不自由な方も時々見かけします。

今日は私の隣の席に知的障害があると思われる若い女性がいらっしゃいました。驚いたのは、スタイリストさんが髪を切っている間、別のスタッフさんがずっとそのお客様の話し相手(遊び相手?)を務め、スタイリストさんが施術に専念できるようにしていました。その間、その女性のお母さんと思われる方は、後ろのソファーでホッとした様子でくつろいでいらっしゃいました。

 

その若い女性がきれいに整った髪にご機嫌で帰った後、すっかり感動した私は私の担当スタイリストさんに言いました。

「お店の皆さん、本当に皆さんお優しいし、お心が温かいですね。スタッフさんがもう一人張り付いてお話相手するなんて人手が取られること、他のお店だったらしないんじゃないですか?皆さんいつも笑顔で嫌な顔一つせず。これも全部オーナーさんの方針ですか?」

 

すると、店長を務める私の担当スタイリストさんが言いました。

「新しい人や若い人が入ってきた時、一番に言うことは地元の皆さんあってのお店だということを強く言います。だから地元の方達の信頼を失うようなことをしては絶対にいけない。すべて、地元への恩返しのつもりで、一つ一つのことに心を込めるようにと。私たちが地元の皆さんを裏切らなければ、皆さんもお店に来続けて下さるしご紹介もいただける。本当にありがたいことです。さっきのお客様も先代からのお付き合いで、お嬢さんがうちに来ている間にお母さんが日頃の疲れを癒せるのならいいなと。それと、自分を持つのはいいけれども、だからと言ってお店が大切にしている事やお店の方針に反していいということではない。もちろん、お店を良くするための意見を言ってもらうのは歓迎だけど、例えば、自分がロックが好きだし、今時はこんな曲が流行っているからBGMもそうした方がいいなんて提案は受け付けない。あくまでもお店が大切にしている雰囲気、考え方にあった中での提案でないと。自分のやり方をやりたいなら、独立してからでもできるし、とにかくうちにいる間は、お店のルールは絶対に守ってもらう。お店を一歩出た後も、近辺にいるときには、地域の皆さんは店のスタッフとして皆を見ているわけだから、恥ずかし行動は絶対に取らないように気を付けるように言っている。どんなにスタイリストとしての腕が良くてもこれができない人は、うちにはいられないんですよ。」

 

彼女の話を聴きながら、これまでのスタッフの皆さんの対応の一つ一つを思い出しながら心が熱くなりました。

地元あっての私たち。だから地元への感謝を決して忘れない。それを社員全員が仕事中もそれ以外の時も体現している。本当に素晴らしい美容院です。

街の小さな会社であろうと大企業であろうと、そこに住む地域の方達との共存なくして繁栄などありえないと改めて思いました。

インフィニティが地域とどう共存していくのか、どんな恩返しをしていくのか。実は小さな計画を進めているところです。

行きつけの美容院での素敵なエピソードを振り返りながら、地域に愛されるインフィニティを思い描きながら一人にっこりとしたのでした。

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