「トラちゃんもアンちゃんも、みんな、ゆうたくんママの言うことはよく聞くのよね。私の言うことは聞かないのに・・・」

苦笑いしながらトラちゃんママが言いました。

よそのワンコ達が私(ゆうたママ)の言うことをよく聞くかどうかは別として、私の周りに集まってきた時、「お座り」「待って」「こっちおいで」など、簡単な指示によく従ってくれるのは事実です。ワンコ同士で遊んでいて双方が興奮してしまった時やドッグランからまだ帰りたくなくてママのリードを逃れようと走っている時、私がそのワンコの名前を呼ぶと、我に返って私のところに来てくれることもよくあります。

「なんでだろうね。ゆうたくんママ、何か秘訣あるの?」

トラちゃんママにそう聞かれて少し考えてみました。

思いつくことはたった一つ。それは殆どの時、他のママたちとは異なり、私はワンコと目線の高さが合うように座ったり体を屈めて彼らと話をしたり声をかけているということです。

「同じ高さで話しているからかなぁ・・・」

そう言うと、「確かに! ゆうたくんママは上から目線で話してないものね。必ずお顔の高さ、合わせてくれてる。」と言われました。

 

この場合、「上から目線」という表現が適当かどうかは別として、相手とコミュニケーションをうまく取りたい場合、犬であれ人間であれ、視線の高さを合わせることと相手が理解できる言葉で話をすることはとても大切だと思います。小さな子供と話をする時、お母さんは膝を屈めてお顔の高さを子供に合わせ、目を見て子供の理解度を確認しながら話をしていますよね。あれと同じです。

 

ところが!

マネージャーの皆さん。よ~くよ~く、普段の自分を振り返ってみてください。

メンバーの皆さんと目線の高さを合わせて話をしていますか?

さらに言えば、メンバーの皆さんのレベルという目線に合った話し方をしていますか?

メンバーは子供じゃない! などと言わないでください。大切なのは相手が子供か大人か、はたまたワンコかということではなく、こちらの意図をちゃんと相手に伝えることができるかということです。

 

とにかくマネージャーは忙しい。ですからついつい、自分は立ったままメンバーを見下ろす形で話をしてしまったり、メンバーのレベルや理解度にそぐわないマネージャー目線での話し方をしてしまったりということがあります。

かつて、私がメンバーとうまくコミュニケーションが取れなかった時は、この2つが大きく影響していました。特に、「メンバーの理解度やレベルに沿った説明」というのが正直面倒くさくて、自分の説明の仕方が不十分なことを棚に上げ、「理解力が低い」などとメンバーのせいにしていたこともありました。反省・・・

 

相手の視線の高さに合わせるようちょっと身体の位置を動かしたり、レベルや理解度に合わせた話し方の工夫をしたり、そんなちょっとしたことでお互いのコミュニケーションがより円滑になるのであれば、そうしない手はありません。そして、率先してそうすべきはメンバーではなくマネージャーだと思うのです。だって、マネージャーの方から自分に合わせてくれるなんて、メンバーから見たらとても嬉しいことだと思うのです。「あ!マネージャーの方から自分に寄り添ってくれている」そんな風に感じるかもしれません。それこそマネージャーへの信頼度が1点アップするかもしれません。

 

そうか。ワンコたちは目線の高さに共感してくれたのかぁ。そう言えば、ワンコによってそれぞれ話し方、声色も変えてるかもね。

そんなことを思いながら、「ワンコにできるんだからメンバーちゃんにももっとちゃんとしなければ」と自分に発破をかけたのでした。

 

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