上司、上席、上役

部下、配下、輩下

昇進、昇級、昇格

 

ピラミッド型マネジメントが主流だったこともあり、日本社会ではこんな呼び方が一般的で、今も普通に使われています。

しかしご覧の通り、「上」とか「下」とか「昇」とか、これは何を意味するのでしょうか?

私は思います。

そんなつもりはなくても「上」とか「下」とか「昇」の言い方をすることで、上司役は「自分の方が優れている。自分の方が偉い」と勘違いしてしまい、部下役は「自分の方が劣っている。下っ端なんだ。」と潜在意識の中に人の上下関係を作ってしまうのではないでしょうか。

上司役、部下役と敢えて言うのは、そもそも、上とか下とかではなく、全て組織における「役割」にすぎないからです。社長だから偉いのではなく、社長も役割りの一つなのです。

「社長の俺が言うことを聞けないのか?!」とか「社長の言うことは絶対だ!」などと言うのはナンセンスこの上ありません。

もちろん「上司の言うことが聞けないのか?!」も同様です。

 

いまさら言うまでもなく、同じ目的に向かって進む集団の中で、社長とかマネージャーとかの役割が定められているだけです。

ですから、「昇進」という、いかにもピラミッド型組織をイメージさせる言い方も疑問に感じますし、「管理職」と「管理」という言葉を使うことで人をコントロールする(できる)イメージの表現も一層やめた方が良いのではないかと思うのです。

 

一昔もふた昔も旧態然としたマネジメントスタイルからなかなか抜け出せない・・・

とご相談いただく企業様で、その旧いスタイルが色濃く残っている企業様ほど、「配下の者たちが・・・」とか「上席の許可が必要で・・・」というガチガチに沁みついた上下意識を想像させる発言がよく聞かれます。

 

だったら何と呼べばいいの? と聞かれそうです。

普通に名前で呼べばいいのではないでしょうか。

言葉は言霊。

どう呼ぶか、どう呼ばれるかで無意識のうちに「上」とか「下」とかの意識が沁みつき、それは上司役の人が上流意識を持つだけでなく、部下役の人の依存や他責意識を生む元かもしれません。

 

単純な事かもしれませんが、そんな小さなことから人の意識は変わってくるのだと思います。

2017年08月08日

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