近所のスーパーに買い物に行くと、新鮮で美味しそうなイワシがありました。

これを蒲焼にしていただこうと2尾購入。レジへ直行しました。

精算を終え何気なくレシートを見ると、1尾分しか打たれていません。

私の心の中で天使と悪魔が葛藤しました。

悪魔 「これは1尾分得したね。ラッキーだったね。」

天使 「間違いに気が付いたんだもの。ちゃんともう1尾分払うべきよ。」

 

振り返ると、混雑時間帯だったこともありレジはたくさんの人が並んでいます。

最後列へ並び直すか・・・ だってお店のミスだし。

前から声をかけて、並んでいるお客さんの横入りをするか・・・ それも申し訳ないし。

やっぱりしらばっくれて帰っちゃう・・・

 

葛藤の後、サービスカウンターへ向かい、そこへいた係りの人へ声をかけてレシートを見せました。

「イワシを2尾いただいたのですが、1尾分しか打たれていませんでした。もう1尾分お支払いしたいのですが。」

すると、係りの人がこう言いました。

「申し訳ございません。少々お待ちください。」

 

この時、私の中で「?」が広がりました。

こういう場合、「申し訳ございません」なの?

そんなことを考えていると、係りの人が言いました。

「ここでは精算できないので、あちらのレジで打ってきますので、あと108円いただきます。」

お金を払いながらますます私の中で「?」が広がりました。

「申し訳ございません」と謝られることではなくて・・・。

 

私は「不思議ちゃん」の表情をしていたのでしょうか。

やり取りを見ていた顔見知りのマネージャーが飛んできました。

「いえね、打ち漏れあったのでお支払いしようと思って。」と話しているところに、例の係りの人が帰ってきて言いました。

「本当に申し訳ございませんでした。」

するとマネージャーが言いました。

「わざわざご丁寧にありがとうございました。」

すると係りの人はハッとした表情をして言いました。「わざわざありがとうございました。」

 

そうなのです。御礼を言ってほしいわけではないのですが、謝ってほしかったわけでもありません。

言葉は適時適切な表現があると思うのです。

「申し訳ありません」「すみません」という言葉を気軽に使いがちですが、それがベストではない時に使うと、相手が違和感を感じることもあるのです。

今回の私がまさにそうでした。

 

そう言えば以前、私がメンバーちゃんに少しキツメのフィードバックをした時に彼女が言った言葉にドキッとしたことがありました。

「いつも私のためにフィードバックいただきありがとうございます。なかなか改善しなくて言い辛いことを言わせてしまい申し訳ありません。自分でも努力して修正していきたいと思っていますが、これからもよろしくありがとうございます。」

これには参りました。

最初に「ありがとうございます」と感謝の言葉を言われたことで、すっかりこちらの毒気が抜かれてしまいました。

 

今回、私は「打ち漏れして!」と怒っていたわけでは全くありませんが、自分の良心と少しばかりの葛藤をして支払おうと思ったところに「申し訳ありません」と謝罪の言葉を受けたことで、「いえ。私は別に怒ってないですけど。」と感じたわけです。潜在意識の中では「ありがとうございます」を期待していたのかもしれませんが・・・。

 

言葉の使い方は本当に難しいですね。

肝に銘じたいのは、何でもかんでも「申し訳ありません」「すみません」を使わないコト。

自分にとって都合の良い表現を使うのではなく、相手にとって最善の言葉を贈ることを心掛けたいですね。

2017年08月10日

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