ある世界では有名なトップマネージャーと言われる人の講演を聞いていた時、心に引っかかる内容がありました。

「マネージャーは常に毅然としてなければいけない。メンバーに好かれようと思う必要はない。嫌われることを恐れるな。愛情に裏打ちされた厳しさなら、その時には伝わらなくても後になって必ず伝わる。だから、マネージャーはメンバーに好かれようと思うな。」

そうかなぁ・・・。なんだかなぁ・・・。

 

ブラック時代の私は、この講演の方と全く同じ考えを持っていました。もっと極端に言えば、「マネージャーたる者、メンバーから嫌われてなんぼ」くらいに思っていました。

しかし紆余曲折を得てブッラク時代を卒業し、その過程で、この考えは間違っていると思うようになりました。

あくまでも私の考え方です。

 

マネージャーは毅然としていなければなりません。しかし、それは必要な場面において、オロオロ、まごまごすることなく毅然、悠然、泰然と構えなくてはいけないという意味です。

日常においては実に人間味溢れる、泣いたり笑ったり、そんな様子をメンバーに見せるのも良いと思います。

必要な場面、それは①決断すべき時 ②難局に立ち向かっている時 ③チームに不安材料がある時 などにおいては堂々としていなければなりません。

 

マネージャーはメンバーに好かれようと思うな。これについては、「嫌われることを恐れるな」の部分はほぼ賛成ですが、「好かれようと思うな」のところは9割反対です。

メンバーの機嫌を取る必要はありません。言うべきことはしっかりと言わなければいけませんし、いつもメンバーに都合の良い事ばかりをできるわけではありません。嫌われることを恐れて必要なコトを言えないようではマネージャーとしては困ります。

しかし、敢えてメンバーを敵に回すことはありません。もっと言うならば、メンバーが思うようにしっかりと仕事をしてくれる、動いてくれることで、初めてマネージャーが創りたいチーム、成し遂げたい目標に到達できるのです。マネージャー一人の力だけでは何もできません。メンバーの力が必要なのです。マネージャーは人間的に偉いわけでも何でもなく、ただの役割にすぎません。その役割に課せられた目標達成のための、メンバーは大切なパートナーです。そう思ったら、振る舞い方、関わり方はおのずと嫌われるようなものにはならないのでしょうか。第一、嫌われてしまってはメンバーの協力を取り付けることも難しくなるかもしれません。より困難な目標を掲げていたり、改革を成し遂げようと思うのであればなおさらのことです。

馴れ合いの関係になる必要はありません。メンバーに媚びる必要もありません。しかし、嫌われてしまうのは私はあまり良くないのではと考えます。

必要なのは、共に目標達成を目指す仲間として適切な関係性を保つことができるよう、日々の努力を怠らない事。その「適切な関係性」というのがとても奥が深く、なかなか難しいところでもあり、多くのマネージャーが悩みの種でもあるのですが・・・。

 

あなたはどう考えますか?

これらはあくまで私の考えです。見たり聞いたり読んだりしたことを丸ごと鵜呑みにするのではなく、あなたの思いをじっくりと考え、まとめてください。

「マネージャーはメンバーに好かれようと思うな!」

あなたはどう考えますか?

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