年齢も出身業界も経験職種も異なる今は同業の大切なお仲間お二人とランチを頂きながらの楽しいおしゃべり。
三人三様にそれぞれ手法は異なれど、「人を元気にする」「人の可能性を信じる」そして何より「人を愛する」という点について共通しており、自然と話の内容はコンサルティングや研修現場のお話になります。

その中で、Sさんが面白いお話をしてくれました。
「『この会社でどうしたいのか?この会社でどうするのか?』という既成の限られた枠の中で考えろと言っても、受講生は全く響かない。そうではなくて、『この会社をどうするのか?自分たちがこの会社をどうしていくのか?』と言うと、全く反応が変わる。」

そうだよね。そうだよね。
と深く納得すると同時に、「そうは言っても、『自分たちがこの会社をどうしていくのか?』と言われても、全く他人事というか、響かない場合もあるよね」と思いました。

例えば、所属企業が数万人の巨大企業の場合。
例えば、不祥事や業績悪化で立ち行かなくなっており存続の危機にさえ陥っているような場合。
例えば、トップがあまりにもワンマンな独裁であり、自分たちが何かをできると全く考える余地がないような場合。
例えば、会社を良くしようと提案した人が過去にネガティブな評価や待遇となってしまい、それ以来、誰も何も言わない雰囲気ができている場合。

考えればいくつでも出てきそうです。簡単に言えば、他責・依存・諦め状態に陥っている場合とでも言えるかもしれません。
しかし!
しかしです。

結局のところ、「例えば」のような組織で働き続けることを選ぶのか、そうでないのかは、その人自身が決めること。その人が決めたこと。
そして、もし、その組織で続けようと決めたのであれば、今現在がネガティブな環境であっても、「その中で何ができるか」という現状維持でもがく考え方よりも、「ここを何とかできないか。自分たちの力で。少しずつでも」と未来発展思考で考えたほうが、はるかに前向きになれるように思うのです。

それは綺麗ごとだよ。諦め思考に陥っている人たちに、急にそんなこと言っても無理だよ。

そんな声が聞こえてきそうです。
はい。「急に」は無理です。
しかし、固く凍結してしまった心も必ず溶かすことができると信じています。
そして、凍結から解凍の状態になった時には、誰もが皆、「この会社を自分たちはどうしたいのか」と考える方が遥かに前向きで楽しく、自分自身の居場所ややりがいを見つけられると感じることでしょう。

「現状で自分は何ができるかを前向きに考えさせてください」
とオーダーを頂くことがあります。
こういう場合、必ずご担当者様に確認します。

「現状で」とは、厳しい今の状況でも、この状況を良くするために、会社を良い方向に持っていくために、自分たちは何ができるか。すなわち、会社をどうしていきたいのか、そのために自分たちは何をするかという事で良いでしょうか?
今の環境からはみ出さず、与えられた枠の中で何ができるかを考えるという意味ではないですよね?

この会社でどうするのか? この会社をどうするのか?
たった一文字の違いですが、意味の捉え方によっては大きく異なります。

既成の枠組みの中で自分の未来を考えるのではなく、何の規制も枠組みもない無限大の中で自分の未来を考える。それが本当の意味での成長となり、チームの活性化につながるのだと思います。

あなたは自分の会社をどうしたいですか? そのために、あなたは何をしますか?

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