夜遅くに犬の散歩をしていて某銀行の寮の前を通り過ぎた時、1台のタクシーが停まり、40代くらいの男性がタクシーから降りました。
その後、タクシーは走り去り、見るでもなく横を見ると、さっき降りた男性が門の前で倒れ込んでしまいました。

我が家のワンコはその様子を見て驚いたのか、物凄い勢いでワンワンと吠えたてました。
私も驚いて「大丈夫ですか?」と何度も声をかけましたが、その男性はビクともしません。

ワンコはその後もずっと怒ったようにワンワンと吠え続けています。
困ったな。脳梗塞とか、心臓発作とか、そんなのだったらどうしよう。救急車呼ぼうかな。
そんなことを考えていた時、先ほどのタクシーが戻ってきて、中から男性が一人降りてきました。

「おい。A君、しっかりしろ。部屋の鍵はどこだ?」
そう言って、倒れ込んだ男性を抱き起こそうとするのですが、倒れた男性は100kg近くあるのではないかと思われる体の大きな方で、なかなかうまくいかないようでした
すると、タクシーの運転手さんも降りてきて、二人でその方の身体を起こし始めました。

「あのぉ・・・」
私が恐る恐る声をかけると、先輩または上司と思しき男性がこう言いました。
「酔っぱらって潰れてるだけなんで、気にしないでください。」

「・・・・・・」
言葉が出て来ず、ワンワンと未だ吠え続けるワンコを引っ張って、その場を後にしました。

〇〇銀行の寮の前だよね。という事は、あの人たち、〇〇銀行の行員だよね。
倒れ込んだ人は、カバンも放り投げた状態だったよね。
何が入っているのか分からないけど、私が悪い人だったらどうするの。
そもそも、「気にしないでください」はないんじゃないのぉぉぉぉぉ。

そんなこんなが頭をかすめ、一気に〇〇銀行のイメージが急降下してしまいました。
社員(行員)は組織のブランド。そんなこと、思ってないんだろうな・・・・
組織名にぶら下がるんじゃなくって、そこにいる一人ひとりがブランドを創っていくのに・・・

たまたまだったのかもしれません。
しかし、ほんの少しの小さな事柄が、たった一人のウッカリ行動が、組織の信頼を大きく失墜させ、ブランドに泥を塗ることになるのです。
そしてその逆も真なり。

真冬の寒空の下、いついかなる時でも自分がブランドを作っているんだという気持ちだけは忘れずにいようと改めて心に誓いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です