トップ営業マンをこれまでに何人も育ててきた実績を持つスーパーマネージャー。
全国1位の営業成績を5年連続で達成し、世界のトップ20にも入る実績を誇っているトップ営業マン。

もともとは信頼関係が出来上がった上司と部下であったはずなのに、ちょっとしたボタンの掛け違いからかだんだんと会話が少なくなりました。
どんな経済環境下においても常に勝ち続けることができる営業マンを育ててきたという自負を強く持っているマネージャー。
マネージャーから教わったことはたくさんあるけれども、自分なりの努力や忍耐で幾多の困難を乗り越えてきており、マネージャーの指導方針に従うだけでなく、自分の考えや意見をもっと前に出して自由に戦いたいと思っている営業マン。

結果的に2人の間のコミュニケーションがどんどんと減っていき、互いに疑心暗鬼が募り、決定的な亀裂が2人の間に走ってしまいます。

よくある話だと思いませんか?
親子関係でも師弟関係でも。
スポーツ界では今世間を騒がせているレスリング協会の問題はこれに似ているかもしれません。
経営者と会社No.2のマネージャーという関係で私はかつて同様の経験をしました。

信頼関係がなければどんな人でも上手くやっていくことは難しい。
そんなことは自明の理であるにも関わらず、その信頼関係のもととなる「コミュニケーション」を私たちはあまりにも軽んじているように思います。

「腹割って話せば分かり合えるだろう」
本当にその通りだと思うのに、その「腹割って」が難しい。なぜ難しいのか・・・・
「腹割って」が難しくなってしまうその前に、日々の小さな他愛もないくだらない話が少なくなってしまうその前に手を打っていないからだと思います。そうしてずるずると泥沼にはまってしまい、気がついた時には声をかけるのも憚られるようなかつては考えられないような距離感が双方の間にできてしまうのです。
過去のあれやこれやの私の失敗を振り返った時、そんな事ばかりであったと思うのです。

コミュニケーションって本当に奥が深くて難しい。
日々の積み重ね。小さなコツコツが大切なのですね。
針の穴ほどの小さな小さなほころびを見つけたなら、すぐに埋める手立てをしないとあっという間に大きく取り返しがつかないことになってしまうのですね。

事の真実は分かりませんが、レスリング協会問題の報道に触れるたびに過去の苦い思い出が蘇ってきて、二度と同じ失敗はすまい、コミュニケーションは人と人とをつなぐかけがえのない手段なのだからと心に強く思うのでした。

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