小さなお子さんを育てながら時短で働いている女性がいる職場はその同僚に負担がかかるので、その方達に手当と称していくらかの金額を上乗せして支給することで、時短社員は気兼ねなく仕事をお願いして帰ることができるし、同僚社員も割り切って働けるようになった。

働き方改革の新たな取り組みとして某企業の事例が成功例として紹介されていました。

このニュースをテレビで見た時、「うっそぉ~。違うんじゃないの!」と思いました。
僅かな金額の上乗せで双方が気兼ねなく仕事を進めていくことができるという事でしたが、「違う!そんなのすぐに破たんする!」と思ったのです。

働き方改革で取組まなければいけないコトは多岐に渡っています。
時短社員に活躍してもらうコトもその一つでしょう。
しかしなぜこうも、短絡的にお金や安易な仕組みで片づけてしまうのでしょうか。
根本的な事は、これでは何ら変わらない。

時短社員活躍のこの例を取って言うならば、仕組みを整えることも大切ですが、それ以前の職場における意識改革が大前提だと思うのです。
時短社員が置いていった仕事を押しつけられ残った仕事をやってあげている、という考えではなく、時短社員のAさんと自分との2人でワンペアと考えて予め仕事の配分を行うとか。ですから、時短社員の方が自分の仕事をフォローしてくれるときも当然あるわけで、それは物理的時間だけを意味するのではなく、心理的な面も含めて、もっと広義の意味での捉え方必要だと思うのです。
何より、手当支給はもらい始めた当初は嬉しく感じるかもしれませんが、すぐに慣れます。そうするとすぐにまた不満が顔を出していきます。
会社から与えられた物理的満足ではなく、精神的(気持ちの面での)満足&幸福感が募るような意識改革と仕組みを考えなければ、すぐにとん挫してしまでしょう。

働き方改革は取り組まなければいけない問題が山積みで、また、企業ごとに、チームごとに多種多様で一筋縄ではいきません。
しかしその大前提としてどこにも等しく共通するのは、「意識改革」です。
どんな風に意識を改革する必要があるのか、それも企業ごとに目指す方向性と共に異なるでしょう。
けれどもそこを抜きにしては決してゴールにたどり着くことはないように思うのでした。

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