「駅の反対側のホームで遠かったんですけど、あれ、尾藤さんだと思ったんですよ。」

「顔はよく見えなくても、歩いてくる様子で尾藤さんだってわかります。」

こんな風によく言われます。
どれだけ偉そうに立ってるんだろう???
そんなにドカドカ歩いているつもりはないんだけど・・・
そう思いながら、なぜ私たと分かるのかと尋ねると、皆さん同じことをおっしゃるのです。

「姿勢です。背中がピンとしているから。猫背で歩いているところ、まず見た事ないですよ。」

これはお褒めの言葉として素直に受け取っておきます。

子どもの頃から姿勢は母に厳しく言われてきました。
勉強で机に向かっている時だけでなく、読書の時、食事の時、立っている時などほぼ常に、「背筋をピンと!」と毎日毎日、それこそ耳がタコ状態でした。
背中が丸くなっていると、「物差し背中に入れるよ!」と叱られ、いつだったか、裁縫用の50㎝の竹定規を本当に背中に突っ込まれたことがありました。

そのお陰か、学校でも、社会人になってからも、姿勢が良いとよく言われます。

遠い昔の新入社員時の接遇研修では、赤い翼の会社からマナー講師の方がいらしてお辞儀の仕方や名刺の受け渡しなどを教えていただきました。
しかし、「姿勢」を学んだ記憶がありません。
どんなにお辞儀の角度や名刺の渡し方を学んでも、背中が丸まっているとそれだけで印象悪いのになぁ、などと個人的に思ったものです。

私が好きなスタイリストさんの本にこんなことが書いてありました。

人の第一印象はパッと見の一瞬で決まる。ほんの1秒か2秒。
しかし、本当はその人を目の前にしたそれ以前から勝負は始まっている。
顔かたちは近くに寄らないと分からなくても立ち姿、歩き姿は10メートル先でも、いや20メートル先でもわかる。
その時の印象が老け込んでいたり、だらしない印象がしたら、いくら目の前に立った瞬間に笑顔でにこやかに挨拶されても、マイナススタートになってしまう。
だから常に360度人から見られていることを意識して、背筋を伸ばして胸を張り、立ち姿も座り姿も美しくあるよう意識してこそ、身に着けているモノも引き立つというものなのだ。

全くの納得です。

「背中丸いよ。お腹痛いの?」こんな風にスタッフに声をかけることがあります。
スマホやゲームの影響なのか、若い方に限らず姿勢が悪い人を多くお見受けします。
それだけで損をしているようで、とてももったいなく思います。
本当はそうではないのに、疲れて見えたり、自信なさそうだったり、老けて見えたり、良いことはあまりありません。

著名な経済人の100人規模の講演会で、終了後、名刺交換のご挨拶にその方を訪ねた時、その方は私が座っていた場所を覚えていてくださいました。
「光栄です。大勢の中で、ありがとうございます。」
私がお礼を言うとその方は笑顔でおっしゃいました。
「90分の間、一度も姿勢を崩すことなく真っすぐとこちらを見て聞いていてくれたのはあなただけだったので。」
その方はワールドワイドで活躍されていたという事もあり、外国の方と接する時には実は姿勢がとても重要なのだと教えてくださいました。
座り姿勢が良かっただけで他の人よりもその方と親しくお話しすることができて、とても嬉しかったのを覚えています。

どんなに笑顔を磨いても、服装を整えても、あなたの背中が丸まっていてはマイナススタートに他なりません。
丸まった背中から発せられるオーラはきっとポジティブなものではないからです。
まずは姿勢を整えましょう。
ピンと伸びた背中はそれだけで元気よく自身に満ちて、イキイキとした様子に見えます。

マネージャーのあなたから背筋を伸ばして毎日を過ごしてください。
猫背の上司よりもメンバーははるかに誇らしく思う事でしょう。

若いあなたも毎日ピンと伸びた姿勢で過ごしてください。
やる気に溢れた元気の良いメンバーとして上司の目には映るに違いありません。

そう言えば、若かりし頃の上司はいつも背中がピンとしていて、同行セールスもなんだか楽しかったけど、いつだったかの上司は常に猫背で座り姿勢もだらしない感じで、同行してもらうのが嫌だったのを覚えています。
たかが姿勢。されど姿勢。
まずは姿勢を正しましょう。

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