年の瀬もいよいよ押し迫ってきて、周囲はまさに「師走」です。

そんな中、先日のお茶のお稽古でのお床のお軸は「歳月不待人」でした。この時期にはよく掛かるお軸なのですが、言葉の奥深くの意味に触れ、「今」に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

盛年不重來   盛年せいねん かさねてはきたらず
一日難再晨   一日いちじつ ふたたあしたなりがた
及時當勉勵   ときおよんではまさ勉励べんれいすべし
歳月不待人      歳月さいげつひとたず

意気盛んな年代が再び訪れることはない。また、一日に二度朝が来ることもない。だから、楽しめるときはとことん楽しもう。歳月は人を待ってくれないのだから。

(勉励=呑むの意)

 

つまり、時間は待ってくれないから勉強しなさいよ!ではなく、わかりやすく言うと「チャンスを逃すな!」的な意味なのです。

今、私が茶道のお稽古ができているのは、自分が思い立った時にお教室に空きがあり、物理的にも経済的にも精神的にも大丈夫だったからであり、その「時」を逃さなかったからに他ならないのです。確かに、随分と前から習いたいと思っていましたが、物理的に忙しすぎてお稽古の日程と合わなかったり、時間の都合がついた時にはお教室に空きがなかったりとうまくいきませんでした。

何か行動したいと思って、したくてもできなかったこともたくさんありました。今、そうできていることは偶然の重なりであり、それらが必然となって「今」となっているのです。

ドンドン時間が過ぎていくから勉強しなければいけないよ! の意味ではないのです。この言葉は。

今、目の前のことに全力を注ぎ、チャンスを逃さないで、一日一日を精一杯楽しく生きよう!

そんな言葉なのだそうです。

 

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