「僕はプレイングマネージャーなんですけど、プレイヤーとしての仕事に8割の時間を取られ、残り2割は上司への報告書とかそういうことに時間を取られてしまい、いわゆるメンバーへのマネジメントの時間が取れないんです。時間がないんです。どうしたら良いんでしょうか。」

とても困った様子の若いマネージャーさん。
この春、大ベテランの後を継いで、部門の責任者になったというのに、マネジメントに専念するどころかチームの現状を把握することさえままならず、とても焦っているようでした。

「1日24時間しかないし、働いている時間は1日8時間からせいぜい12~3時間が限度だものね。困ったね。」

私のコメントに面食らってしまったマネージャーさん。
てっきり何か良いアドバイスをもらえるものと思っていたようで、「困ったねぇ。どうする???」との私の発言に、心底驚いた様子でした。

「だから時間がなくって・・・・」

「それで?」

「それでって・・・・。だから相談しているんです。」

「相談されても私は答えだせないよ。もし何か言えというなら、『時間作りなさい』しかない。けど、やりたいけどできなくて、今もできないままでいるということは、困ってはいるんだろうけど、他にやっていることと比べたら、優先順位が低いんじゃないの?物理的な時間は限られていて増やせないんだったら、後は時間配分をどうするかの問題しかないわけだよね。8:2:0の割合をそのままにするのか、例えば7:1:2にするのか。そしてその割合を決めたら、あとは具体的にその配分内でやることを決めていく。それだけだと思うけど。『時間がない』んじゃなくて、『時間の使い方が悪い』んじゃないの? 」

「・・・・・」

私のきつーい言葉に黙りこくってしまったマネージャーさん。いつもいつも優しく諭してくれる、気づきを促す質問をしてくれると思ったら大間違い。

「時間がない!」は言い訳にすぎません。
メンバーが「時間がない」と言ったら「じゃあ、できなくても仕方ないね。」と言うのでしょうか?
本当にやらなければならないことなら、どんなことをしてでも時間を作るはずです。
自分の中で優先順位を高められていない、理由をつけて後回しにしているだけにすぎないのです。

もう一度言います。
「時間がない」は言い訳です。
本当にやらなければならないこと、やりたいと思っていることなら、どんなことをしてでも時間を作るはずです。

時間がないと嘆いているあなた。
まずは自分の中で物事の優先順位を見直してみましょう。固定概念を拭い去り、真っ白な頭でもう一度順位付けしてみるのです。
その上で、時間配分を考えなおします。
後は、その配分に基づいて、具体的な行動を落とし込んでいく。
ただそれだけです。
もしメンバーが時間がないと悩んでいるなら、上記の手順を一緒に考えてあげる、質問を通してメンバーに考えてもらうのが良いでしょう。

あまりにも当たり前の答えでがっくりきたかもしれません。
しかしそうなのです。

何度でも言います。
「時間がない」は言い訳です。
「やらなければならないこと」ではなく「やりたい!」と思っていることならば、自ら進んで時間を作るはずです。
どうして時間が作れないのであれば、「やらなければならないこと」を「やりたい」と思えるようにその事柄を捉えなおすことから始めましょう。

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