予選リーグを突破したW杯サッカー日本代表の戦いについて、西野朗監督の手腕・リーダーシップについて多くが語られています。
戦略が正しかったかどうかは私にはわかりません。
しかしあのポーランド戦において、西野監督からの指示をピッチの全選手に自らの態度をもって伝え、頑ななまでに実行した長谷部誠キャプテンのリーダーシップに大いに注目しています。

西野監督のメッセジーを引き下げて後半10分を残して途中出場した長谷部選手。
監督の指示に納得していたとインタビューでは語っていました。
あの場面では控え選手達の間でも賛否両論あったと報じられていますが、長谷部選手のまっすぐ前を見据えて力強く語ったその言葉には、西野監督と長谷部キャプテンとのとても強固な信頼関係・絆が感じられました。
そしてまた、長谷部キャプテンとピッチで戦う10人の選手たちとの絆、信頼関係も見えたのです。

事の真実は分かりませんが、10人の中には監督の決断に最初はnon agreementだった選手がいても不思議ではありません。
しかし、長谷部選手の冷徹なまでの強い意志が他の選手に伝わり、途轍もなく恐ろしい大ブーイングの中において選手たちはあの10分間を乗り切りました。
そこには「何が何でも次へ」という強い目的意識の共有と、互いの揺るぎない信頼関係以外、一体他に何があるというのでしょうか。

あの場面、もし長谷部キャプテンではなく他のメンバーだったら、恐怖の10分間(と敢えて言います)を乗り切れなかったかもしれません。
長谷部選手のリーダーシップ、監督からも選手達からも絶大な信頼を受けている彼だったからこそ成しえたことなのだと私は思うのです。

そう考える時、組織におけるNo.2の役割とはいかに大切かを考えない訳にはいきません。

私はかつて、複数の組織においてかつてNo.2の役割を担っていたことがありました。
正直言って、長谷部選手の足元にも及ばないダメダメNo.2だったと思います。
トップからは絶大な信頼を受けていても、メンバーからは「トップ寄りで私たちのことは分かってくれていないよね」と思われていたり、
又はその逆だったり。
No.2の役割と意味を理解できておらず、全く機能していなかったと、よくあれで「No.2です」などと胸を張って言っていたものだと赤面してしまいます。

もちろん、No.2一人が頑張ればどうにかなるというものではありません。
しかし、真に優秀なNo.2は、トップが多少???であっても(あくまでも「多少」です)、No.2のリーダーシップ(実力と人間力)によって組織を立派に勝ちに導くことができる。ひいては???なトップをも名称に仕立て上げることができる と思います。
もちろん素晴らしいトップの下に優秀なNo.2がいれば、チームの力は何倍にも膨れ上がることでしょう。

組織においてNo.2とは誰のことか。

社長・会長の次の役員たちと捉えることもできますが、会社という組織の中では私は俗に管理職と言われるマネージャー達ですし、個々のチームにおいてはマネージャーを支えるリーダークラスが該当します。
組織における全てのNo.2達が自分たちの正しい役割とその意味を真に理解し、そこに向けて行動すれば、今以上の大きな実りが期待できるに違いありません。

No.2を育てるべし!

奇しくも今週から始まる「若手リーダー向け研修」を控え、一層気持ちが引き締まったのでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です