「やる気はあるし、やりたいと本当に思っているんですけど、日常ルーティーンでいっぱいいっぱいで時間がないんです。」

こう言ったメンバーに切れてしまったマネージャー。
「それって、できない理由言ってるだけだろう!やりたくないのか、やる気がないのか知らないけど、そのことを自分で認めろよ!!」

「いえ、本当にやりたいとは思っているんですけど・・・」

メンバーが口を開けば開くほどいらつくマネージャーを見ていて、思わず私が口をはさみました。

「やろうという気持ちはあるけど、日常ルーティーンと比べた時には、優先度は高くないということ?それとも、優先度は高いと自覚しているけど、ルーティンで時間を取られてしまって、どうしたらいいか困っていて、その解決策があるんだったら、やってみようと思ってるってこと?それともできない理由が実は他にある?」

するとメンバーさんは困ったように言いました。
「優先度はちゃんと高いんですけど、とにかく毎日がいっぱいいっぱいなんです。」

この返事を聞いて、マネージャーはますます起こってしまいました。

「優先度高いんだったら、どんなことしてだってやろうとするはずだよ、普通は! 優先度高くないって認めろよ!そうやって言い訳ばっかりしているのが許せない!!!」

マネージャーを見ていて、思わず苦笑い。
まるでかつての私にそっくりです。

「Kマネージャー、Mさんに脱皮してほしい気持ちは分かりますが、脱皮するのはMさん本人で、無理やりさせることはできないですよ。言えば言うほど逆効果じゃないかしら。やらせようとするのではなく、Mさんが『やりたい!』『やらなきゃ!』と自分で思うような関りをしてあげて、Mさん自身が自分で決断するようにしてあげた方がいいと思うんですけどどうですか?」

憮然としているKマネージャー。しかし、自分が言葉を発すれば発するほどMさんが頑なになってしまうことは火を見るよりも明らかなため、「『押してもダメなら引いてみな』ですかね」と呟きました。

Mさんが重い腰を上げるためには何が必要なのかは、もう少し話をしてみなければ、その時点では私にもわかりませんでした。
ただ、Kマネージャーが言えば言うほど、心の扉を固く閉じてしまっていることは見て取れました。
そしてそのことをKマネージャーも気がついたようです。

人は無理やりには変えることはできない。
だったら、本人が「変えよう!」と思うような関りをして、自ら決断してくれることを望んだ方が良いに決まっています。
「北風と太陽」です。

ついつい北風をピューピューと吹き荒らしてしまうマネージャー。
あなたは大丈夫ですか?

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