仲良しワンママ達とワンコの首輪やリードをパラシュートコード(通称パラコード)で編む”あみあみ会”。
毎回、先生にいろいろな編み方を教えていただくのもですが、いつも、最初の説明を聞いた時点では私はチンプンカンプンで途中で止めたくなってしまいます。
先生は嫌な顔一つせず、とても根気強く教えて下さいます。
にも関わらず、できない、というか、先生の説明が理解できない私。
ホント、泣きたくなるのです。

「最初は上から上から、次は卍の上に通して、通して・・・」

手元をいくら見ても、先生の言う「上から」は私には「下から」と感じてしまうし、「卍の上ってどこのこと???」と言った感じで、「日本語理解できません・・・」と言いたくなるのです。

何回聞いてもわからない。
私ってこんなにバカだったのか・・・
そんな泣き出したい気持ちを抑えて、先生に質問しました。

「先生、それは上ですか?下じゃないの?」
「卍の上って、どこのことですか?どこを指しているのかが分からないんです・・・」

すると先生は困った表情でいつも優しくおっしゃいます。
「説明が下手でごめんなさいね。」

あまりにも私が理解できないので、スマホで動画を撮らせていただき、何度も何度も見てはその通りに繰り返してみました。
すると・・・

先生が「上から上から」と説明した部分は、「手前から向こうへひっかけて」と理解しました。
「上下下上と順番に」だった説明は、「黄緑赤青 右手は下から左へ上2本 左手も下から中2本」と理解しました。
更に「卍の上」は「隣の糸に被せ回す」のだと理解したのです。

先生の説明が下手なのではなく、私にとってはこんな説明の方が分かりやすかった。ただそれだけだと思います。

「先生のように手がスムーズに動かないんですけど、どうやったら・・・」
と半べその私に
「それは私は何百本と編んでいますから。慣れです。」
と先生は優しくおっしゃいました。
それはそうなのですが、指先がパニックになってどうにもならなくなってしまうので、どう手指を駆使すれば良いのかを慣れないながら必死に考え、私なりの「!」を発見しました。

先生は混乱しないようになるべくシンプルに説明してくださったのですが、私にはかえってそれが混乱の下となり、編み方の「理屈」が最初に分かった方が手が動いたのでした。

同じことを説明しても人によって理解度は違うし、響くポイントは違います。
まして初めてのトライとなると、そして、最初に「難しい!」という印象を持ってしまうと、ますます「理解」のフィルターが狭くなってしまい、自分のアンテナに響かないと理解困難になってしまいます。
これは、私に限ったことではなく、誰しも同じことが言えるのではないでしょうか。

また、「最初は誰もが初めて」のはずですが、どんどんベテランになればなるほど、初めてだったときのパニックポイントを忘れてしまい、通り一遍等の説明に、または自分に響く説明になってしまう怖れがあります。
これは、マネージャーになって年数が経つと、メンバーだった時の不満や不安を忘れてしまい、マネージャーの立場でしかモノを見たり考えたり言ったりしなくなるのにも似ています。

最初のロングリード1m75cmを編むのにトータル7時間近くもかかりましたが、動画確認後、2本目の1m20cmをたった1時間で編み上げることができました。
説明の仕方をちょっと工夫するだけで、又は、自分の説明の仕方に拘らず響く人の説明に頼ったり、メンバーが考えて自分なりの理解に腹落ちする時間を与えてあげるだけで、その後のパフォーマンスがグッと高くなる。
そんなことを”あみあみ会”で改めて学びました。

たかがパラコード。されどパラコード。
奥が深うございます(^^)/

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