久しぶりの友人とのランチ。
楽しくおしゃべりしている途中、いきなり彼女が真顔で言いました。

「今日のランチは、私がご馳走するから!」

いきなりで驚いた私は言いました。
「え?どうして? いつも通り、ちゃんと割り勘にしようよ。」

すると彼女がこう言ったのです。
「だって、この前は、私、ご馳走になったもの。それに最近、尾藤さんの時間を物凄くたくさん使っちゃってるし。」

彼女が最後まで言い終わらないうちに、私は素っ頓狂な声を発してしまいました。
「え~~~。私、ご馳走した? いつ???」

私には彼女にご馳走した覚えが全くありませんでした。
確かにここ数か月、何度か電話でコーチングもどきを行ったことはありました。
しかし、時間を奪われたとは私は思っていないし、それは私にとっては友人とのお喋りの延長線上でそうなっただけですし、友人が「相談がある」と私を頼って電話をしてきてくれたのですから、それを無下にする理由などどこにもありませんでした。

「全然覚えていない。へ~。ご馳走したの。でも、いいよ、そんなこと。割り勘にしようよ。」

すると彼女が半ば呆れたように笑いながら言いました。
「普通、自分がしてもらったことは忘れても、してあげたことは忘れない人が多いのに。本当に覚えていないんだから。希少価値だよね、全くぅ。」

そこで私は恩師、北川先生からの教えを彼女に自慢げに話したのです。

受けた恩は 石に刻み
かけた情けは 水に流せ
なんじ それを 成しているか

全ては与えっぱなし 
何をしてあげたとか そんなことは してあげた瞬間に忘れなさい
善意と好意は全て 与えっぱなし
それが良い

そんな話をしながら、ふと、頭をよぎった考えがあります。

リーダーやマネージャーがほんの少しでも、「〇〇してあげた」態度をにおわそうものなら、途端にメンバーはうんざりしてしまいました。
与えっぱなし 水に流せ 
それは人として大切な教えだけど、リーダーやマネージャーこそ、本当に必要だよな~ と。

あなたはチームに対して、メンバーに対して与えっぱなしですか?

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