「どうしてインフィニティさんは組織開発の取り組みが多いの?お客様にどうやって説明しているの?」

同業仲間からよくこんな質問をもらいます。

「Aさんはどうしているの?」

「うん。組織開発の提案しているんだけど、『組織開発って何?』って質問されて、うまく説明できなくて・・・」

「そっかぁ。私はね、『組織開発』という言葉は使わないし、『組織開発しませんか?』的な提案もしないの。『お客様がお困りの問題や改善したいこと、もっとこうだったらいいのに』という事柄に対して、『それらを解決したりより良くするためにはこんなやり方がありますよ』とご説明して、それが結果的に組織開発の手法を使っている場合が多いということかな。
だって、組織開発という言葉自体、お客様にはどうでも良い事だし、組織開発をすることが目的ではなくて、組織が元気になったり活発になったり、イキイキしたりすることが目的でしょ。もちろん、その結果、業績が上向くことも。
だから、強いて言えば、『今よりも元気な職場づくりにご興味ありませんか?』的なお話はしても、『組織開発すると組織がなりますよ』的な話はしないかな。」

黙って聞いていたAさん。
とてもユニークなたとえ話で自身の理解度を示してくれました。

「なるほどね。『東大行きませんか?東大行くと良い会社へ就職できますよ。』じゃなくて、『何を勉強してどこを目指したいのか。そのために東大進学が適していれば東大へ行けば良い』ってことよね。世の中、手段と目的がごっちゃになってることが多いけど、そこなんだね。」

「ははは。まあそうね。簡単に東大へ行けるかどうかは別だけどね。」

今、「組織開発」が静かなブームになっています。
私たち同業者のみならず人材開発のご担当者様たちの間でも話題にされることが多くなってきました。
しかし、くれぐれも間違えないでください。
組織開発は手段であって目的ではありません。
大切なのは「何を目指すか」「どこを目指すか」「何を解決したいのか」「どこに対処したいのか」であり、そのために必要な手段が何であるかをしっかりと見極めることです。

「私、組織開発屋さんになってたわ。流されてたというか・・・。あくまでも手段なのよね。どうもありがとう!」

にこやかな笑顔のAさん。
時に、同業仲間とのこのような話は、私自身の頭の整理にもつながり、とても貴重な時間です。

何が目的で、何が手段なのか。
常にしっかりと見極めていたいものですね。

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