「今、何が見えていますか?」

私のファシリテーター&コーチとしての師匠が私によく問いかける言葉です。

場のファシリテーションをしている時、グループや個人のチーム形成や学習促進のコーチをしている時、私は直感的に様々な介入をするのですが、その都度都度で、師匠が私に問いかけます。
「今、何が見えている? 何を感じた?」

私はそれを言語化して分かりやすく伝えることがとても苦手でした。
「え?そんなこと言われたって。『今』『必要』と感じたから」としか答えられませんでした。
それでも問われ続けて少しずつ、「自分の中で感じたこと」「見えたこと」を言葉にできるようになってきました。

一瞬、Aさが戸惑った表情をしたように感じて、このままだとAさんが議論に前向きに取り組めないように感じた。
Bさんの発言が少ないのは、何か言いたくても言えないわだかまりようなものがあるように先の発言から感じた。
Cさんから緊張感のようなものを感じた。

つまり、「見えたこと」と言っていますが、「感じたこと」と言う方が近いように思います。
この、感じたこと。
もちろん、良いこともありますが、その「感覚」を研ぎ澄まし、しっかりと感じ、メンバーができるだけ受け取りやすい形で投げかけることがファシリテーター&コーチとしての私の役割です。

ワークショップなどのプログラムを提供する立場である以上、一定以上の様々な手法を学びます。
しかし、それ以上に大切・必要なことは、この私の感覚をより研ぎ澄まし、言語化の力を磨き上げることだとこの頃では痛感しています。

つまり!
私の一番の武器は、多くの手法を知っていることでもプログラムを構築する力でもなく、「私自身がその場で感じる力」そのものなのです。

けれどもそれって、コンサルタントだからと言うことではなく、チームのリーダーやマネージャーもその力があるに越したことはありません。
何故なら、その力こそがチームの「空気」「風土」などという、目には見えないけれど確かにあるモノをより良くしていくために、絶対に必要な力だからです。

あなたも自分に問いかけてみてください。
見えないものを見てみてください。
見えないものを感じてみてください。

あなたは今、何が見えていますか? 何を感じていますか?

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