「研修やワークショップにかけた費用に見合う結果、つまり、利益という目に見える形での結果は出るのでしょうか?」

リーダーの育成や組織開発のご提案に対して、このような質問をいただくことがあります。
ご担当者様の立場に立ってみれば、使った経費に対する費用対効果を会社に説明するためには、「結果」に拘らざるを得ないことはわかります。

このようなご質問の場合、私は二通りのお答えをします。

「結果が出るか出ないか、それは分かりません。
私たちができることは、結果が出るように、皆さんの心に火をつけるお手伝いをすることだけです。
また、どんなに一生懸命点火しようとしても、毒素が充満している状態では火は燃えません。
ですから、そのような状態を改善できるようなお手伝いをします。
しかし、研修やワークショップでできることは、あくまでもそのお手伝いです。
その後、現場に戻って取組みを続けるかどうかは皆さん次第。
ですから、その場限りとならないように、事後のフォローアップもしっかりとお手伝いしたいと思っています。」

多くの場合、「その場限りにならないよう事後のフォローアップが大切」ということに皆さん共感いただけます。
それは研修やワークショップの限界であると同時に、最終的には「現場」=「日常」がいかに大切かを皆さんに思い出していただくための私からの敢えての問いかけでもあります

しかし、上記の説明でご納得いただけない場合や、費用対効果に拘られるご担当者様には次のお答えも付け加えます。

「正直、費用対効果と問われると、明確なお答えは出来かねます。
しかし、今のまま時が過ぎた時、何もしないことによるデメリット、すなわち損害はどれくらいのものでしょうか?
今のままでは減退や衰退はあっても、今以上の進展や発展が望めないのだとしたら、目先の費用よりも、何もしないことによるデメリットを考える方が良いかと思いますがいかがでしょうか。」

最終的にはその会社のご判断によります。

人の育成や組織の成長は一朝一夕に成せるわけではありません。(残念ながら衰退は一気に起きてしまうのですが・・・)
時間と愛情と暖かな心で見守ることが必要です。

何かをした目先のメリット(効果)のみで物事を計るのではなく、何もしないことの将来的デメリットから物事を考えることも大切だと考えます。

2018年12月19日

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