「うわべだけをいかに飾っても、中身にあるものは隠し切れない」

お正月三が日はとても混みあっていて参拝できなかった近所のお薬師様で引いたおみくじの最後に書かれていた言葉です。

「人は第一印象が勝負である」とか、「相応しい身なりや持ち物を身に着けた方が良い」とか、「プロフィール写真で大きくイメージアップ」とか、色々ある中、それらを否定するものではありませんが、結局のところ、どんなに第一印象が良くても後でガッカリすることはあるわけですし、高級宝飾時計や外国製ブランドスーツを身に着け、高級車に乗り都内の一等地に自宅やオフィスを構えていても、化けの皮はすぐに剥がれてしまうものです。
ましてやプロフィール写真の場合、メイクやカメラマンのプロの腕前は流石です。「会ってガッカリ。え?これ写真の人?」と思われるのは実に悲しいものですし、思った方も「え?ちょっと残念・・・」と感じてしまうのもまた悲しいです。

どれもこれもわかりきった当たり前の事なのですが、私たちは、ちょっとポジションが上がったりお金が入ると少し着飾ってみたりお高いものを身につけてみたり。
自分にはグリーン車が相応しいとか、高級レストランでフレンチを頂くのがステータスだとか、訳の分からない見栄を張ってみたり。

私の師がおっしゃいます。
「一つ階段を上がったと思ったら、車を高級車から普通車に乗り換えるとかしなさい。敢えてそうして、自分を戒めるように。」

一般的な逆を行きなさいとおっしゃるのです。
何故なら、ステップアップするほどに周囲がチヤホヤしたり、そのような所謂、華美な場に身を置く機会も自然と増えるため、敢えて質素に身を置きなさいということです。
そして、身を飾ったり贅沢をするよりも、スッテプアップしたそれに相応しい中身をより磨き上げることに注力しなさいということです。
つまり、「実るほど頭が下がる稲穂かな」と言うわけです。

年末に、「自分へのご褒美」とばかりに高級バッグをオーダーしてしまった私は、このおみくじの言葉を目にして反省しきりでした。
あ~あ、やってしまった・・・。まだまだダメな私・・・。

完全無欠な質素倹約モードになれというわけではありません。
しかしながら、常に謙虚に、常に自らの内なる心を見つめて自分自身を磨き続けるというのは本当に難しいものです。
そのために、自分自身を勘違いさせないように、例えば身を飾ることもほどほどにするということは大切な事なのでしょう。

「うわべだけをいかに飾っても、中身にあるものは隠し切れない」

これからもずっと、肝に銘じていきたいと思います。

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