「組織開発ってなんですか?」
「『開発』というのが、なんか抵抗あるんですけど」

こんなお話をよく聞きます。
確かに、最近でこそ「組織開発」という言葉をよく耳にするようになりましたし、専門部署ができている企業様もありますが、少し前までは私たちのような人材開発に携わる外部支援者であっても詳しくない人が多かったと思います。(かく言う私もかつてはそうでした)

ところで、「人材開発」というとどういったイメージを抱きますか?
人材開発の「開発」と、組織開発の「開発」は同様のイメージを抱きますか?それとも少し異なるでしょうか?

おそらく、一般的に使われている人材開発とは、「人が今よりも成長できるために支援する・導いていく」という意味合いではないでしょうか。
開発=一度壊して作り直す、全く別のモノを創り上げる ということではなく、人材開発の開発は、「成長、発達」という意味合いで使われていると思います。

では、組織開発とは何なのか?
様々な専門家が様々な定義を述べています。
例えば・・・
「組織開発は、組織が課題を実行でき、目的を達成できることに向けて発展していく、いくつかの、そして、すべての本質的なプロセスを理解し改善するための組織的な過程である。プロセスを改善するための過程である。」(ヴェイル 1989)
なんだか分かったような分からないような、ややこしい説明だと思いませんか?

私はこんな風に捉えています。
「組織開発とは、組織が今よりも一層、成長、発達していくために、目に見えるもの(表面化しているもの)、目に見えないもの(表面化していないもの、潜在的なもの)の両面から様々なアプローチを行い支援していくこと」

つまり、簡単に言えば、「今よりも良くなること」です。

組織開発の専門家と言われる方の中には、「問題がない組織だったら、わざわざ組織開発をする必要はない」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
しかし、問題がない組織なんて、存在するのでしょうか?
と言うよりも、現状で満足している時点で、その組織の成長・発展はなく、衰退へ向かっているように思います。
だから、すべての組織に組織開発の取り組みは必要だと私は考えます。
だって、「開発」は「成長、発達」という意味合いなのですから。

あなたの組織(会社、部門、チーム)には今、どんな課題がありますか?
あなたの組織に今、特別に課題と捉えるものが見当たらない場合、今よりももっと良くなると良いと思うことは何ですか?
その課題が解決したら、今よりももっと良くなったら、あなたの組織はどんな良い結果が得られますか?

2019年01月20日

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