「コーチングやっている人とはとても思えない!」

私には全く悪気はなく、いえ、良かれと思ってあれやこれやと余計なお節介をやいた時に(私自身はお節介と言う自覚はまるでなく、逆に親切心の塊のような気持ちでしたことなのですが)、私の言動に憤慨した人から浴びせられたキツーイ一言でした。
その時の私はこう思ったのです。
「今、コーチングやってるんじゃないじゃん!何言ってんの!!」

先日、友人たち数人と食事をしていた時のことです。
話の流れから、一人の友人のお悩み話になりました。
そしてそれはいつもの間にか、お悩み友人の彼と私のコーチングもどきになりました。
ふんふんと黙って話を聴いているAさん。
事あるごとに「○○なんでしょ!」「絶対こうだよね~」と言葉をはさむBさん。
Bさんの差し挟みの何度目かの時、Aさんが笑いながら言いました。
「Bさん、ちょっと黙ってて。」
するとお悩み彼も言いました。
「うん、思考が寸断される。」
それでもどうしても口をはさみたくなるBさん。
黙るように促してと私に目配せするAさん。
そこで私はBさんにやんわりと言いました。
「こらこら、キャリコンがそれじゃあ困るでしょ~」
するとBさんが少し怒った風に言ったのです。
「今、キャリコンモードじゃないもん!仕事の時はちゃんと黙ってるわよ。」

Bさんのこの言葉を聞いた時、かつて憤慨して私が心の中で叫んだことと全く同じだと感じました。
本当にそう思ったのです。その時は。
そのモードの時はちゃんとやっている! と。

しかし今はこんな風に思います。
モードの時じゃなくても、意識しなくても、ちゃんとソレができる。
それこそが真に「できる」ということではないのかなぁ、と。

「コーチングする人とは思えない!」
と言われた時には憤慨した私ですが、数年たった今ようやく、その時に言われた意味が分かったように思います。
「あなたダメね!」ではなく「もっと極めろ!」という意味だったのだと。
「できる」と「身についている(当たり前に意識せずともできる)」とでは違うのだと。

ほろ酔い加減でBさんは言いました。
「いやいやごめんね~。まだまだモード切替スイッチが必要なのよ。修業中なの~」
私よりはるかに物事を真摯に受け止めることができるBさんに尊敬!と思ったのと同時に、「真にできる=身についている」ことの奥深さに気づかせてくれたBさんに感謝の気持ちでいっぱいになったのでした。

2019年02月24日

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