美しく咲き誇って私たちを楽しませてくれた桜が東京では散っていき、代わってハナミズキの可憐な花が今まさに咲こうとしています。

私たち人間は都合のいいもので、花の時期の桜を愛でては日本人で良かったとか今年は本当に綺麗だねとか、ことさら桜に関心を寄せて語るものです。
やがて花は散り、緑の葉が茂りその様相が全く変わってしまっています。
桜はその一生を通じて常に美しい花を咲かせているわけではありません。
桜に限らず花はみなそうですね。永遠に咲き続けている花はありません。
木々の緑も同じです。
常緑樹でない限りは緑の葉は枯れ、落ちて、茶色い木肌が目につくだけです。

しかしどのような姿になっても桜は桜であり、木は木です。
季節が廻ればまた美しい花を咲かせて私たちを楽しませてくれたり、緑色の葉が茂り涼やかな木陰を作ってくれたりもします。

散りゆく桜を見ていて、私たち人間も同じだなと感じました。

良い時もあればそうでない時もある。
ずっと良い時が続くわけもなく、だからと言って永遠に悪い時ばかりでもない。
枯れない限りは必ずまた花を咲かせることができる。
何故なら、どのような姿であっても桜は桜であり、あなたはあなただから。

花が散り、緑が枯れ落ちたその期間は、次に美しく咲き誇るための準備期間。
今、辛く苦しい時期を迎えていたり、なかなか物事がうまくいかないと悩んでいたり、それもすべて、次のための助走期間です。
次のスッテプに進むための踊り場にいるのです。
助走期間は人によって異なります。踊り場の大きさやそこを抜ける時間も人それぞれです。
しかしどんなに小さな一歩でも、前へ進み続けている限りは必ず抜けることができます。
そのことを信じて現状から逃げず、今を進み続けることができる人が、やがて温かな春を迎え美しい花を咲かせることができるのでしょう。

柳緑花紅 柳は緑 花は紅(意味についてはこちらのブログをご覧ください)
そしてあなたはあなた。

他人と比べず、あなたはあなたらしく、ありのままの自分を大切にして前へ進んでいく。
桜吹雪の中、今年の桜に感謝を伝えながら、私らしくあり続けることを大切にしようと一層心に誓ったのでした。

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