熱いハートと行動力が魅力の人事マンAさんと、仕事の打ち合わせ抜きで会食をした時のことです。

Aさんは子供の頃は警察官になりたかったというだけあり、正義感にあふれ、社員皆さんへの想い、会社への想いが原動力となって、とても良いお仕事をなさっているようです。必要な時には保身に走ることなく上司に物申すことを厭わず、なりふり構わず相手を思って行動できる、他人事(ヒトゴト)人事ではなく自分事(ジブンゴト)人事を実践している方です。

 

そんなAさんですが、Aさんと話をしていると、とても気になることがありました。それは、Aさんの口癖と腕組みをして話すことです。

Aさんの口癖は、ご自身について話す時は「情けないんですけど」がかなりの頻度で枕詞でつき、行動について話す時の枕詞は「難しいですけど」がつくことです。そして、それらの話をする時、必ずと言ってよいほど少し背中を丸めて腕組みをします。

お客様ですし黙っていようかと思いましたが、「今日はざっくばらん!」な会とのことだったので、思い切ってお伝えしてみました。

 

「Aさんは腕組みしてお話するのが癖ですね」

すると、Aさんは恥ずかしそうにおっしゃいました。「よく言われるんですよ。偉そうに見えますよね。すみません。」

おぉぉ!そお来たか!と思いました。うーん。これは危険かもしれないけどダイレクトアプローチするかな?と思い次のようにお伝えしてみました。

「そうですよね。年下の人や部下から見たら、場合によっては偉そうに見えるかもしれませんね。では、こんな感じの腕組みはどんな印象ですか?」

私はそう言いながら、Aさんがしているように、少し背中を丸めながら自分の胸の前で腕を組みました。

「いや。自信なさそうというか、防御しているみたいというか。」

 

そう言い終わるか終わらないかのうちに、Aさん。ただでさえ大きな目をさらに大きく見開き、口をポカンと開け、しばらくの間、固まってしまいました。

まずかったかな。ストレートすぎて機嫌を損ねたかも・・・ と私は内心焦りましたが、Aさんの口から出た言葉に私は感激してしまいました。

「そういうことか!!! 自信がないんだ。自分を守ってるんだ。」

そして、それから会食が終るまでの約1時間半、Aさんは一度も腕組みすることなく、時折腕を組みそうになると、テーブルの下で拳を握りしめて我慢していました。

「すごいですね!一度も腕組んでない!すごい!すごい!!」

そうお伝えすると、苦笑いしながら「意識してます。」とおっしゃっていました。

腕組みについてお話しした後、ご自身についてのネガティブワードが多いように感じることもお伝えしました。言霊って大切ですよね、と。

 

Aさんは気づいていなかったかもしれませんが、腕組みをやめていた約1時間半、ネガティブワードがAさんの口から発せられた回数も極端に減り、その表情が心なしか誇らしげに感じました。

 

気が付かないうちに行ってしまっている良くない習慣や口癖、Bad habit。それらを改めるだけで、人は自分の潜在意識に何らかの良い影響が働き、物事も良い方向へ向かっていくような気がします。

今、会社からの大きなミッションを前に、日夜奮闘しているAさんは、ご苦労の連続のようです。このミッションを果たして達成できるのか、やりきることができるのか、悩みは尽きないようです。

そんなAさんですが、腕組みを止め、ネガティブワードを発しないだけで、同じAさんなのに別人のような印象を私は受け、「いけるよ!」と思うのでした。

 

頑張れ!Aさん。

Bad habitをやっつけろ!!!

 

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