上皇様が退位の折に述べられたお言葉に、「象徴として務めてこられたのは国民の民度の高さが誇りであった」という趣旨のものがありました。
はたして私たち日本人の民度が高いのかどうか、そもそもその尺度、基準がどこにあるのかは不明ですが、「日本人で良かった」「祖国が日本で良かった」と思うことはままあります。

例えば皇居の一般参賀。
平成最後の正月一般参賀に行った知人の言葉です。

「すごい数の人が並んでてね、皇宮警察の人は『押し合わないでくださいね』『皆さんで譲り合ってご覧くださいね』と言うだけで、特別何かを強制する訳ではないの。それも外に並んでいる時こそ整列みたいな感じで並んでいるけど、中に入ったらそれもなくってね。けど、誰かが走ったり無理に押し分けてきたりするではなく、将棋倒しになることもなく、十数万人がちゃんと並んで皇族の方達に手を振って、それで無事に帰ってこれる。これって、他の国じゃぁ、ちょっと考えられないんじゃないかと思うの。日本人てすごいな、日本てすごいな、って思うのよね。」

確かにその通りです。
震災の時の互いの助け合いや譲り合い、ボランティアの人たちの様子を見ていてもそうですね。

そういう意味では民度が高いのかもしれません。
そしてそれが、「日本人で良かった」「誇りに思う」と感じ、その感覚が一層のエネルギーに変わるのでしょう。

それは何も「国」に限ったことではありません。
「この会社の社員で良かった」「このチームのメンバーで良かった」
そんな風に感じるのは、果たしてどんな時でしょうか?
会社が大きな業績を残した時? チームが目標を達成した時?
もちろんそれらも一因となるでしょう。
けれども、どんなに大きな数字を残している企業でも、そこに所属する一人一人の民度が低ければ、「この会社の社員で良かった」とはならず、「この会社の社員であると明かすことが恥ずかしい」となるでしょう。

社員の民度とは・・・
人としての当たり前のことが当たり前にできるかどうかです。
しかし、この「当たり前」のことを当たり前に行うことは、実は一番難しいのかもしれません。

他人を思いやることができる
互いに助け合うことができる
ルールや規範を守ることができる
間違っていると思うこと、疑問に感じることを素直に口にでき、周囲はそれに耳を傾けることができる
成績や肩書で人を判断しない
向上心や向学心がある
利より信を実践できる

まだまだたくさんありますね。
願わくば、「私のチームは民度が高くて、その一員でいられることが誇りです」と誰もが本気で思えるような、そんなチーム作りを行いたいものです。

あなたのチームの民度は10点満点で表すと何点くらいですか?

2019年05月06日

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