冷暖自知(れいだんじち)
有名な言葉ですのでご存知の方も多く、わざわざ私が言うまでもないのですが、
「水が冷たいのか温かいのか、眺めていてもわからない。また人に聞くものでもない。自分で確かめればわかること。自ら知ることが大切」
という意味ですね。

自分で確かめる
これが大切なのですが、重要なのは確かめ方かもしれません。
例えば、目の前のコップに入った水が冷たいか温かいのか、あなたならどうやって確かめますか?

手で触れてみる。
飲んでみる。
温度計で測るという方も、もしかしたらいるかもしれません。
何といっても数字で明確に表示されるので、飲んだり触れたりよりも客観的で良い! と言った具合でしょうか。

では、何度だったら冷たくて、何度だったら熱い! そして何度だったら丁度良いのでしょうか?
人によって感じ方は違うし、季節によっても違うでしょう。
その時々の体調、置かれている環境によっても異なりますね。
つまり、必ずしも数値できっちり図れるものではなく、まさに自分で実際に見て、触れて、感じて、初めて確かめることができる、自ら知ることができるのです。

そんなの当たり前! と思われた方。
では、これが水ではなく、あなたのチームの状態、あなたのメンバーの状態ならどうでしょうか?
どのようにしてチームの健康度(チームワーク、やる気、コミュニケーション、チャレンジ、逆境に立ち向かう力 等)を確かめますか?
メンバーに対してはどうでしょうか?

成果が出ているから良いとは限りません。
強くても勝てていても、中身はガタガタ、ボロボロというチームや個人は山ほどあります。
確かめるためには、あなた自身が見て、聞いて、そして感じることが一番大切なのではないでしょうか。

もちろん客観的数値を否定するものではありませんが、何でもデータが一番とは限りません。
それらに頼りすぎて、「感じる」ということを怠ってしまっては、思わぬ落とし穴にはまってしまうかもしれないことを忘れずにいなければなりません。
「感じる」ことは、AIでは決してできないこと。
人間だからこそできる、難しいけれどもとても大切なことだと私は思います。

自分で確かめる。
自分で感じる。

そのためにはあなたの五感を磨き、アンテナセンサーが敏感に反応するよう、日々、自らをの右脳を鍛えておく必要がありますね。

毎朝の天気予報でその日の最高・最低気温を目にするたびに、「で、感じ方はどうなの?」と思います。
部屋の窓を開けて実際に空気に触れて感じるその温度感以上に確かなものはないからです。

情報化社会、IT社会に生きる私達だからこそ、冷暖自知の真の意味を忘れてはならないのですね。

2019年06月15日

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