先日のブログで遠隔地マネジメントにおいては相手の「声」を聴くことがとても大切だとお伝えしたところ、賛同のお声を頂くと共に、その難しさに喘いでいるというお声も多くいただきました。
「聴く」ことはトレーニングで解決できると私は思っています。
最初はうまくいかなくても、地道に努力を積み重ねていくことで、誰もが素晴らしい聴き手になることができるはず。
これは、幼い子供の頃は三輪車にしか乗れないのに、練習によって補助輪付きから、やがて上手に自転車に乗れるようになるのと同じくらいなことです。
最初からうまく聴ける人はほとんどいません。
トレーニングあるのみ。
諦めずに続けていただきたいものです。

「聴く」ことと同じくらいに遠隔地マネジメントで大切なことに「相手を信じる」ことがあります。
もちろん通常のマネジメントにおいても信じること、互いの信頼関係は大切ですが、遠隔地になると、それが一層重要となるのではないでしょうか。

何しろ普段、相手のことが全く見えないのです。
もしかしたら平日のコアタイムであってもどこかで昼寝をしているかもしれないし、電話をしながら自宅の部屋で寝そべっているかもしれません。
レポートには熱心な営業報告がなされていても、もしかしたらそれらは全てウソかもしれない。
疑いだしたらキリがありません。
物理的距離感が不安や不信を勝手に生むこともあります。
しかし、そんな疑惑や疑念をいったんすべて横に置いておいて、とにもかくにも「相手を信じる」ことです。

「信じるためには、相手が信じられるような言動をしてくれなきゃ無理ですよ!」
そう反論する方の声が聞こえてきそうです。
いえ、かつての私がそう言っていました。
けれどもまず最初に、こちらから信じるのです。
今現在の相手がどうであれ、信じるのです。
自分は信じられている、自分のことを信じてくれていると心底実感できた人が、その信頼を堂々と裏切るようであれば、それはもう仕方ないことと潔く諦めましょう。
そうではなく、まずこちらから信じるのです。

リーダーは、マネージャーは、なんだかわからないけれども私の事を信じてくれている。
信用してくれている。
信頼もしれくれている。
だからアレコレ口うるさく言うこともせずに任せてくれている。

メンバーがそう心から感じることができたなら、多くの場合はその信用、信頼に応えるべく、結果を出そうと一生懸命動くのではないでしょうか。
少なくとも堂々と裏切るような行動を取ったりしないはずです。

そんなの綺麗ごとですよ~
と思われる方。
そうかもしれません。確かに綺麗ごとかも。
でも、そんな綺麗ごとからスタートする真実があってもいいじゃないですか。
裏切られることはあっても裏切る人には絶対になるな! という教えもあるほどです。
「信じてもらえている」という実感は、本当に本当に、相手にとって大きな力・支えになるものです。
それは普段、身近にいる相手に手取り足取り、あーだこーだと細かく世話を焼くよりも、遥かに大きなパワーであるに違いありません。
まずは信じる事。相手を信じる事。
どうか心に刻んでおいてください。

あなたはメンバーを、仲間を、「信じている!」と声を大にして言うことができますか?
あなたはメンバーから、仲間から「信じられている!」と自信を持って言うことができますか?
仲間を心か信じるために、仲間に心から信じられるために、新たにどんなことをやってみたいと思いますか?

2019年06月18日

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