信頼関係づくりの基礎として、「相手の価値観を知る。相手の関心に関心を持つ。」ことが大切だと、そんな話をしていたら、その場にいたAさんが全くの無表情で言いました。
「私、他の人に関心とかないんですよね。面倒くさい。」
するとそれを聞いていたBさんも追い打ちをかけるように言いました。
「僕もです。他人とかどうでもいい。」
その場にいた他のメンバーたちは皆、固まってしまいました。
私に助けを求めるようにすがる目でこちらを見つめる人もいます。

必ずこういう意見は出てきます。
まあ、それを堂々と口に出すかどうかは別として、かつての私のメンバーちゃんにも「他人に気を遣うのはイヤ」と見事なまでに無関心だった人がいました。

きっとそういう人たちは勘違いしているのだと思います。

相手の価値観を知って、相手の関心に関心を持つ

相手に合わせる

自分を殺す(ごまかす)

面倒くさい

こんな図式になっているのではないでしょうか?

自分一人だけですべてが回るのであれば、自分のやりたいように物事を進めれば良いでしょう。
しかし仕事において、組織において、プライベートであっても、たった一人で物事が成り立つことはあり得ません。
単独でやっている仕事だと自分では思っていても、どこかで誰かと関係しているものです。
それが同じチームのメンバーなのか、他部署なのか、関係会社なのか、お客様なのかはそれぞれですが、とにかく自分以外の誰かと全く関わらずに物事が完結することは、現代社会においては不可能と言って良いでしょう。
そんな時、相手の価値観や考え方を尊重した関わり方ができるか、逆に相手の価値観や考え方、関心を無意識であっても否定してしまう関わり方をしてしまうか・・・
いくら悪気が無かったとしても、やはり否定された方は良い気持ちはしませんし、尊重された場合には気持ちよく応対ができるというものです。
つまり、相手の価値観や関心に関心を持つというのは、相手に媚びるということではなく、スムースに物事を進めていく上で、デキる人は意識してかしないかは別として誰もが行っている信頼関係構築のマストなコトなのです。
たった一人ですべての事柄を完結することができない以上、相手との関係性はとても重要であり、良好であるに越したことはないからです。

かつて他人に全くの無関心だった私のメンバーちゃんも、この事実に納得した途端、驚くほど他人の価値観や関心に意識を向けるようになり、いつの間にかチームの誰よりも他人の価値観を尊重するようになりました。
彼女にとってそれは、面倒くさいことから自分にとってメリットのある効果的な手段にとって変わったからでしょう。

関係性がイマイチ。どうもあの人とは相性が悪いんだよな。
そんな風に感じる相手は、振り返ってみるとその人の価値観やその人が今現在持っている関心についてあまり良く知らない、または知っているつもりでどこかズレていることがあるかもしれません。
信頼関係づくりの基礎は、等身大の自分を知り、あるがままの自己開示ができ、相手の価値観や関心を尊重することから始まります。
あなたが関係性を良くしたい、もっと深く構築したいと思う相手がいるならば、まずはこれらに留意してコミュニケーションを取ってみてください。
きっと信頼関係の蕾が膨らみ美しい花が咲くに違いありません。

2019年07月19日

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