「宿題やりなさいよ!」
「お風呂早く入りなさいよ!」
そう言われて
「今、やろうと思ってたのにぃ!!!」
「今、入ろうと思ってたのにぃ!!!」
とふてくされていた子供の頃。

「営業時間、訪問件数、今月はまだ少ないぞ!」
「そのまんま続けたらまたおんなじ間違いするぞ!」
こう言われて
「言われなくたって分かってるよ!!!」
とカチンと頭にくる大人世代。

子供であっても大人であっても、「分かっているコト」「気づいているコト」をわざわざ注意という形で指摘されると良い気持ちにはならないものです。
「言われなくっても分かってるよ!」
「分かってるんだからわざわざ言わないでよ!」
口に出すかどうかは別として、言われる方はそう思いがちです。
一方、指摘する方は
「分かってるんだったらちゃんとやりなさいよ」
「分かってるんだったらなぜさっさとやらないの」
と思っていたりして。

私自身を振り返ってみると、本当に言われなくても分かっているし自覚はちゃんとしているのです。
それなのにできていなかったりやっていなかったりするのは、心の奥底では面倒くさかったり、なかなかうまくできないから少し諦めモードに実はなっていたり、なにかしら心にブレーキがかかっている場合に行動に移すことができておらず、それを指摘されると、自分ではマズイと思っていることを言われたものですから「わざわざ言わないでよ!!!」とヒステリックに反論したりしたものです。

恐らく多くの人は私と似たような感じではないでしょうか。
本当に、ちゃんと自分では分かっている。
しかし、何かの原因でブレーキがかかっていてきちんとできておらず、それをわざわざ指摘されることが面白くない。

そうであれば、指摘する方はもちろん相手を思ってわざわざ言うわけですから、相手を不機嫌にする指摘の仕方をするのではなく、つまり、相手が分かっていることをわざわざ真正面から直接指摘するのではなく、もっと別の言い方を工夫することが望ましいのではないでしょうか。

「宿題やりなさいよ!」 ⇒「今日の宿題はすぐに終わりそう?」
「お風呂早く入りなさいよ!」⇒「ママは9時頃入りたいから、それまでにお風呂済ませてね」
「営業時間、訪問件数、今月はまだ少ないぞ!」⇒「今月の営業活動でなんかネックになってることある?」
「そのまんま続けたらまたおんなじ間違いするぞ!」⇒「この先、どんな風に展開しようと思っているの?」

もちろん状況によって色々でしょう。
しかし共通して言えることは、分かっていることをわざわざ指摘されることはご機嫌な状態を招かず、そうであれば、わざわざネガティブな状態を作るのではなく、可能であればポジティブに意識が向かう言葉かけをするのが良いのではないでしょうか。

言わなきゃわかんないんだよ!
と思うのは指摘される側の傲りです。
言わなければ分からないのではなく、分かっているけど行動に移せないその支障要因を取り去ってあげる方が遥かに肯定的な結果を生むことが望めます。

あなたは「分かっているけどなかなか実行に移せない」事柄が何かありますか?
そのことについて、どんなふうに言われたら重い腰を上げられそうですか?

2019年09月18日

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