「答えはいつも目の前にあるんだね」
そう言ったのは、エグゼクティブコーチングを受けていただいている大きな事業所の責任者Kさんです。
ただでさえ大きな責任を背負っているのに加え、この1年間、業界とお客様の大きな変化の影響をまともに受けたKさんの事業所は、例えて言うならば嵐の中の小舟さながら、難波寸前の状態に陥ってしまい、Kさん曰く「まるで暗闇の中をさ迷っている」ようだったというのです。

「まだゴールは先だけど、行き先が分かって光が見えた。これだけでもう、本当に元気になれた。」
笑顔で語るKさんは、最初に会った時とは別人のように明るく弾んだ声でそう言ってくれました。

「暗闇をさ迷っていたけど、一つ一つ整理して、整理ができて、分かったこと、気づいたことがある。
こうなるように行動していたし、ダメになるようにダメな考えをしていた。
暗闇に陥るべく、陥るような考え方や行動をしていた。
けれども、一つずつ紐解いて、丁寧に見える化して、そしたら何も難しい事ではなくて自分がやるべきことと断捨離することが分かってきた。
答えは目の前にちゃんとあったのに、それを自分で見えなくしていただけだった。
答えはいつも目の前にある。それが分かっていれば、これからも訳が分からない状態にまた陥ったとしても、今回みたいに長い間さまよい続けるんじゃんくて、もっと良い解決手段を持てる気がする。」

本当にKさんの言う通り。
答えはいつも目の前にあるのです。
それに気がつくか気がつかないかは、その時の自分の思考状態によるところが大きいと思います。
セルフコーチング等で自分の力で気がつくことができればそれに越したことはありません。
しかし、どんな人も他人からの質問や別のモノの見方で、どうしようもなく固く閉じた扉が簡単に開くこともあるのです。

Kさんの感想を伺い、そんなお手伝いができていることを心から嬉しく誇らしく感じると同時に、Kさんほどの立場になっても自らを真摯に振り返ることができるそのお人柄・人間力に、私もまた多くを学ばせていただいたのでした。

2019年10月28日

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