社会人にとって「報酬」とは何を意味するのか?

大手金融機関で取締役まで務めた方からこんな質問をされました。

報酬と言ったらお金の事じゃないですか。と普通に思いましたが、違う視点で真剣に考えてみました。

社会人1年目から今に至るまで、私にとっての「報酬」とは何だったのだろう・・・・

ひたすら努力して頑張ったから、ひたむきに突き進んだから、そんな結果、得られた報酬って何?

 

昇給、昇進は当たり前の答え。それ以外には・・・・・

かけがえのない先輩、仲間、お客様。仕事抜きでも一生付き合える、付き合いたいと思う人たちに出会えたこと。

政財界の重鎮がお客様であったために普通の同年代の女子社員では経験できないような様々な経験ができたこと。各界トップの方たちはどんなことを考え、どんな行動をしているのか、それらをごく間近で直接見たり聞いたりするじょとができたこと。

外的コントロール的思考が強かった自分が、内的コントロール思考に変わることができたこと。

自分の「人」としての強み・弱みを真正面から見つめ、「生き方」について考えるようになったこと。

 

考えてみると、年齢を重ねるほどに私にとっての報酬は物質的なモノから精神的なコトに変わってきていると思いました。

元取締役の方はおっしゃいました。

報酬とは新入社員や若手の頃は給料、中堅ではポジション、役職。上層部になった時には報酬とは人としての成長なんだよ。と。

 

確かに!

新任マネージャーまではこれまでの実績や勢いだけでなることができるかもしれません。しかし、それ以上になると、人としての成長なくして上級管理職としての成果を出すことが難しくなるのは、私も痛いほど経験済みです。

 

上のポジションに立つ者の報酬とは人としての成長なんだ。

そう思ったら、事あるごとに文句を言ってくるメンバーも、依存体質で消極的なメンバーも、何を考えているか今一つ分かりづらいメンバーも、憎たらしかったり面倒くさかったりした存在から、「みんな私のことを成長させてくれる大切な存在なのね」と何とも大切な愛すべき存在に見えてくるのでした。

 

また、年齢を重ねるといずれ役職を離れ、実質的報酬である給与がダウンする日がいつか来るかもしれません。それでもどんな状況であれ、こちらがその気でさえあれば人としての成長という報酬は得ることができるのです。

 

今日も私の前ではメンバー君が何やらブツブツ言っています。

「彼は私の人としての成長を牽引してくれる「報酬の種」君なんだわ~」 そんな風に思うと、手強い彼もまた愛おしく思えるのでした。

 

 

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