背中の痛みが限界に達し、いつもの整体院に駆け込みました。
「背中が・・・」
私の訴えを丁寧に聞き取ったあと、担当の施術者さんが私に施したのは体の側面部(名前を聞いたのですが忘れてしまいました・・・)とお尻や脚の付け根を中心としたマッサージと鍼治療で、これがもう、痛いのなんの、悶絶状態でした。
「背中が痛いんだけど、けど、そこもイタイ!!!」
個室であっても私の悲鳴は間違いなく外に漏れていたに違いない、それくらい痛かったのですが、90分コースを終えてみるとあら不思議。
背中は驚くほど楽になり、すっかり調子がよくなったのです。

「関連痛?」
私の質問に
「関連痛ではなく、筋肉も神経も繋がっていて、本当に痛んでいるところは別なんだけど、たまたま背中にまで伸びた痛みの方が敏感に感じられていただけで。悪の根源を絶たなきゃダメ!ですからね。昔、そんなトイレコマーシャルあったでしょ!?」
とお茶目な彼女は答えてくれました。

本当にその通り。
目先の症状だけを見て対応するのでは、ただのモグラたたき状態。
それではいつまでたっても何も良くなりません。
「元を絶たなきゃダメ!」なのです。

これって身体もそれ以外でも全く同じ。
先日、職場批判、会社批判が途轍もなく激しいAさんと話す機会がありました。
次から次へと出るわ出るわ。どれだけ溜めていたの? というくらいにアレコレと経営幹部、上司、仲間達への不満、批判、否定が出てくるのです。
話だけ聞いていると、「甘えんな!」「お前、どれだけ他責なんだよ!」と一喝して終わってしまうのかもしれませんが、Aさんの「元」は単なる他責ではなく、完全なる自己否定、つまりは自分を全く認められない受け入れられないという気持ちがその深層にあるように感じました。

「もぐらたたきでは良くなりません。時間はかかるかもしれませんが、最初の原因になるところにアプローチしなければ、彼自身、表面上口をつぐんだとしても、何も変わらないと思います。」
私の見立てに、「あのAさんが自己否定?あんなに自信家なのに?」と最初は信じられない様子の上司の方も、私の説明に納得頂いたのか、「時間がかかってもかまいません」と仰ってくださいました。

見た目の症状はあくまでも症状。たまたま空いた穴からモグラが顔を出したにすぎません。
本当に良くなりたいのであれば、元を絶たなきゃダメ! いえ、真因にアプローチしなければダメなのです。
Aさんは幼少期に遡って自らを見つめ、ありのままの自分を受け入れる、そんな振り返りをスタートしました。
そうすることを自ら望んだAさん。きっと笑顔の毎日が彼に訪れる日も遠くないのだと信じたいと思います。

2019年11月13日

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