昨年、共に組織開発を深く学んだ某事業会社に勤める友人は、大阪支店での組織開発の取り組みがとても上手くいったと、心からの笑顔でとても幸せそうでした。
彼にとっても会社にとっても初めての取り組みであったにも関わらず、予想外の好結果に、彼の全身からご機嫌幸せオーラが溢れていました。

「上手くいった理由は何だと思う?」
すると彼はほんの少しだけ考えて、それからすぐに笑顔で答えてくれました。

「大阪だったから。」
「???」
「他だったらダメだったと思う。『何やらせるの?』とか『意味あるの?』とか、そういううがった感じが全然なくて、『とりあえずやってみようぜ』『どうせやるんだったら楽しもうぜ』というのが大阪にはもともとあって、だから、初めての取り組みでも最初っから純粋に取り組んでくれた。もう、それが全てだと思う。」

彼の会社、そして大阪支店がどんな雰囲気なのかは全く知りません。
しかし、組織開発の取り組みにせよパーソナルなトレーニングにせよ、『純粋に取り組む』組織・人には大きな効果が出る一方、斜に構えたり最初からガードを張り巡らせている場合はどうしてもプログラムからの吸収が悪くなります。
もちろん、そういった組織・人に対しても、それらガードを丁寧に取り除いていくのが私達プロの役割なのですが、ベースとして『やってみよう!』という姿勢があるというのは明らかに結果を大きく左右させます。

「あとね、『失敗してもともと』って開き直れた。これまでは、『もし失敗したら次は呼んでもらえなくなるし、社内での評判も悪くなるし、だから失敗しないように』とすごく神経質になってた。けど、それだと成長も学びも何にもなくってさ。『失敗するから成長するんだ』って、今更ながら思って、だから、その『ビクビク』感がなくなって、僕も楽しんでやれたのは良かったと思う。」

大阪支店のメンバーに助けられたこと。そしてサポートする彼自身が楽しんで自由にできたこと。
これ以上の成功要因が他にあるでしょうか?!
どんなにその道のプロフェッショナルであろうとも、相手に受け入れるスタンスが無ければ、そして、こちら側も「変えてやろう」ではなく「委ねる」思いが無ければ、決してうまくはいかないのです。

「今日のビールは本当に美味い!」
とびっきりの笑顔でジョッキを手にする彼を隣に、
「良い仲間を持ててありがたいな。私自身ももっと謙虚にもっと貪欲に、もっと成長したいな。」
と心から思ったのでした。

2019年12月20日

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