俳句に初めて挑戦する人に俳人の方が分かりやすく説明していたテレビ番組で、とても印象に残ったことがありました。

「僕はトンカツ 大好きだ」の七・五の句に、頭の五を季語にする、その季語を「秋うらら」と秋だけど春のようなポカポカ陽気を思わせる季語を用いると、それでトンカツが美味しそうに感じる。一方、「そぞろ寒」と晩秋のピリッと身が引き締まる冷たい寒さを表す季語を用いると、それだけでトンカツが不味そうに感じる。
何を使うかで大好きなトンカツが美味しくも不味くもなる。

こんな説明だったと思います。

すごーく納得。
俳句に限らず、日常の言葉選びも同じだと感じました。
「ありがとう」と感謝の気持ちを伝える言葉でも、その前後にどんな言葉を用いるかで全く印象が異なります。
「本当にありがとう」と「とりあえずありがとう」とで全く違いますよね。
「ありがとう、助かったよ。」と「ありがとう。だけど大丈夫だから。」でも全然違います。

何気なく普段使っている言葉の数々。
もしかしたら選ぶ言葉を間違えていたり不要な枕詞がくっついていることで、本当の気持ちや思いがきちんと相手に伝わっていないどころか、間違って伝わってしまっているかもしれません。
どんな言葉を選ぶか、どんな言葉で伝えるかで、その人の気持ち、思いだけでなく、人柄も相手に伝わります。
どうせなら大好きなトンカツは美味しそうに伝えたい。
同じように、自分の気持ちが正しく伝わるように、言葉選びには気をつけたいと思っています。

2020年01月02日

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