こどもは楽しみの欲求の塊です。
幼い子であればあるほど、まだ他の欲求についてよく分かっていない場合も多く
その分、「楽しみの欲求」を満たすことに一生懸命な様子がよくわかります。

ブラタモリの時のタモリさんは、楽しみの欲求がとても満たされているように見受けられます。

サッカーやラグビーの大きな試合の後、渋谷界隈で盛り上がっている若者たちは
まさに楽しみの欲求を満たしている真っ最中かもしれません。


「楽しみの欲求」は読んで字のごとく

楽しみたい

です。

この「楽しみたい」は、単に大笑いして楽しむことというものではなく
いろいろ奥が深いです。

ウキウキする。ワクワクする。
期待で胸がドキドキする。
趣味(好きなこと)に没頭する。

これらはみんな、楽しみの欲求です。

ですから、「今からどうなるか、ワクワクする💛」「もう、ウッキウキだよね」などの表現をよく使う人は、おそらく楽しみの欲求が強いのかもしれません。
好きなことをしている時は時間を忘れるというのも、楽しみの欲求が満たされている至福の時間を過ごしているからに他ありません。
芸術家や音楽家、デザイナーや建築家などはみなさん、少なからず楽しみの欲求度合いが強いのではないでしょうか。


タモリさんのお城や石・地質などについての興味関心はかなりのものですが
知識欲というのは、実は楽しみの欲求です。


本来、人間にとって「学ぶ」ことは楽しいことなのです。

小さな子どもが「教えて教えて」「なんで?」「どうして?」と質問攻撃してくる、あれはまさに「知りたい」「学びたい」という知識欲、すなわち楽しみの欲求を満たそうとしている姿に他ありません。

知らないことがわかる、とんでもない発見をする
それが楽しくて仕方がない。
子どもの時はみんな、そんな風に感じているのだけど、大人になるにつれて
他の欲求の器の方が大きい人は、「ワクワクとか、あほらしい」などと、
冷めた言い方をしてしまうのですが、本当は誰しも「知りたい=学びたい」という欲求を持っているのです。
そう考えると、科学者は何かの研究に没頭している人は、楽しみの欲求が強い人が多いかもしれません。


「でも、僕、勉強嫌いですから!」
というあなた。
それは、経験(学校やそれに似た環境)の中で、成績で順位付けられたり、満点でないことをとがめられることで、力・価値の欲求が阻害されたり、または一定以上の時間を机に向かうことを強いられることで自由の欲求が阻害されたり、そのようなことが原因で、後付けで勉強が嫌いと感じているだけで、本来、人は、「知りたい=学びたい」という欲求は誰しも持ち合わせているのです。


楽しみの欲求が強い人は、どんなことでも楽しみたいと思うようです。
ですから、仕事であっても、一見つらいと思われる筋トレであっても、その人にとって「楽しみながら」できるのであれば、喜んで取り組むことができるようです。
ゲーム感覚で学べた。とか、今流行りの「筋肉は裏切らない」よろしく楽しんでする筋トレみたいな、そういった工夫があれば、真正面から取り組むよりも、楽しみながら行うことで、結果的に、より望ましい結果が出ることも多くあるようです。


楽しみの欲求が強い人は、不真面目だとか、お調子者だとか言われてしまうこともありますが、決してそうではないのです。
その人それぞれの満たし方=楽しみ方に合わせて物事に取り組むことにより、大きな結果を望むことも可能です。


私と一緒に仕事をしていたメンバーで、この「楽しみの欲求」がとても強いメンバーHさんがいました。
彼が仕事で楽しみを満たすために、プレゼン資料の作成を私はかなりの頻度で任せたものです。
Hさんは作画が上手だったし、そもそもPCを扱うのも大好きだったのです。
時間も忘れて一生懸命取り組んでくれて、おまけに、回を重ねるごとにそれはレベルアップしてきて、その評判や周囲からの称賛は、Hさんの力・価値の欲求も十分に満たしたようでした。

また彼には宴会部長も任命しました。
そんな場を仕切ってみんなが楽しんでいるのを見るのが大好きな彼は
たまたま私が違う人に幹事をお願いした時には、「僕に前回、不手際ありましでしょうか?」と聞いてきたくらいです。
楽しみの欲求が強いHさんにとって、宴会部長を務めることは、やらされ感ではなく、とても嬉しいことだったようで、毎回、素敵なお店を探してはナイスなアレンジをしてくれて、本当に助かったことは言うまでもありません。


ちなみに、私の楽しみの欲求の器は、湯飲みサイズでさほど大きくはありません。
ですから、「ウキウキ、ワクワク、なんか楽しいことしたいな」というのはあまりなく、キャハハな場は逆に満たされ過ぎてコップから溢れ出し、疲れてしまいます。
子どもの頃ならお稽古事のクラシックバレエで、すっかり大人になった今も、週に1回の茶道のお稽古で多くは満たされているのですから、他人から見たら「つまんない人間」かもしれませんが、私的にはそれで充分なのです。


明日は「自由の欲求」についてです。
「自由度高いよね~」と思える人は、きっとこの「自由の欲求」が高いのかもしれません。
そんな部下と上手に付き合うには・・・
明日をお楽しみに。

2020年03月13日

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