たった1時間話を聴いたくらいで、どうして何万もするわけ?

過去、私がコーチングを受け入れ難かった理由の一つに、
価格があまりにも高いと感じていたことがありました。

比較的リーズナブルと言われるコーチでも、
1回 45分間で20,000円とか25,000円とか。
お高いものだと50,000円、100,000円などが普通です。

年俸数千万クラスのセールスマンやエグゼクティブなら話は別ですが、
まだそれほど高い給与ではない若手や、
当時私が勤めていた給与水準が低い旅行業界では、
1回 20,000円であっても尻込みする価格です。
それが1回こっきりの事ならまだしも、月に2回、毎月継続となると
「ごめんなさい。払えません。」レベルの価格です。

コンサル会社に勤務しながらも、私が「高すぎる!」
と言うと、
「『それでも何としてでも、借金してでも受けたい!』
という、それくらい本気モードでなければダメなんだ。」
と社長に言われ、納得できない思いを抱いていたものです。

これはコーチングに限ったことではなく、
いわゆる高額セミナーと言われる類のものも同じです。

価格設定についてはそれぞれ考え方がありますから、
それについて論議するつもりはありません。
しかし、いくら気持ちがあっても払うことができない価格であれば
受講はできないことも事実です。

会社が支払うのであれば、
50,000円だろうが100,000円だろうが、それ以上であろうが
コーチ次第でその価値があると判断されれば別に構いません。
けれども、個人で支払うとなると、やはり、
特別な一部の人だけが可能で、それ以外の多くは手が届かない価格では、
たとえ、それがどんなに素晴らしいコーチであったとしても、
無理なものは無理なのです。
悲しい・・・

コーチングは良いものであっても、個人レベルで手が届かないのでは意味がない。

家電であれ車であれ携帯電話・スマートフォンであれ、
世の中に登場したばかりの時には高くて一般庶民には
高嶺の花であっても、
誰もが手に届く価格になって初めて、世の中に普及し始めます。
その中で、超高級品と呼ばれるものがあっても構いませんが、
一般的普及を考えた時、リーズナブルな価格帯であることは
必要条件なのです。
そして、そうなることで人々の生活様式に様々な変化が生まれてきます。


私が研修やワークショップでお伺いしている企業の社員さんの中には、
個人でコーチングを受けたいけれども、高くて受けられないし、
続けることが厳しい、
と言う方たちが多くいらっしゃいます。

良いものだと分かっていても現実的に手に入れるのが難しい。
贅沢品や嗜好品ではなく、自分自身を高めるために手に入れたいのに
それが叶わないだなんて、とても残念なことだと思います。

だったら、市場価格なんて無視して、支払える価格でサービス提供するわ!
と、私はその方たちにはお話をしています。

何故なら、私にとってはコーチングはあくまでも手段であって、
求めるところは、お一人お一人の笑顔であって、
大切な部分は企業様からしっかりとお支払いいただき、
個人で一層努力し続けたいという方たちには、
支払い可能な額をお支払いいただければそれで良い、
と思うからです。
まあ、お布施みたいな感じですね。
「お気持ちでお願いします」的なあれです。

過去、受けたくても受けられない高額セミナーを
指をくわえて見ていることしかできなかった私としては、
過去の自分に対して、今の自分がこんな形でケアしたい、
そんな風に思っているのです。

2020年06月01日

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