連日の猛暑で少し疲れが出たのか身体が休息を要求しており、丸々1日半、ひたすら眠っていました。届いたメールに返信しなればと思いつつも思考が完全に停止してしまい、頭痛とリンパの腫れも手伝って起き上がることができなかったのです。
ひたすら眠りだいぶ楽になってきた頃、1本の電話がかかってきました。電話の主はメールをくれたMコーチ。きっと返信がないことを心配しての電話だと思いましたが、頭がボーっとして電話に出る前に切れてしまいました。
暫くしてゆっくりと身体を起こし、留守番電話に残されたメッセージを聞いてみると、いつもは凛として涼やかな声の主が、明らかにオロオロと、まるで心配で居ても立ってもいられず部屋の中を動き回りながら、しかし一言一言言葉を慎重に選びながら私に向けて話しかけてくれている声が聞こえてきました。
これまで聞いたことのないMコーチのオロオロ声。しかもそれは私を心配してくれてのことで、その声が私に優しく、しかし確かに力強いエネルギーを注いでくれました。
相手を元気づけるのは喝を入れるだけでない。
相手を思う素直な感情溢れる声は、そのまんまストレートに伝わります。その思いを受け取った主は、1000の立派な言葉よりも確かなメッセージを受けとることができるのでしょう。
声は思いを届ける。
声は嘘をつかない。
思いを届けるのは言葉ではなく声なのだと、Mコーチがいつも言っている「声」の力を、改めて実感した休日でした。