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なぜ、組織開発なのか

「先生は、心理学からスタートしたのに、なぜ、今、専門を組織開発となさっているのですか?」

組織開発の第一人者 南山大学教授の中村和彦先生に、共に学ぶ仲間がこう質問しました。
この時の、中村先生の答えが、なんとも痺れるのです。

「青臭いと言われるかもしれないけど・・・。
僕は、人は幸せになるために生まれて生きていると思っている。なのに、日本で働いている人たちは、ちっとも幸せそうでない。
だから、働いている人たちが幸せになるよう、だから、組織開発なんだ。」

ちっとも青臭くなんてありません。
それどころか、素晴らしいと思います。

「幸せ」とは誰かから与えられるものではなく自らが感じるもの。
しかし、それを感じる自由すら暗黙知の中で奪われている組織風土が多くの組織にはあるように思います。

先日たまたま見た戦前の頃を描いたドラマで、イギリス人が日本人をこのように言っていました。
「私は日本人の勤勉さは素晴らしいと思っている。しかし、生きることを楽しんでいるようには見えない。
僕たちは、美味しいものを食べることも、そのための食器も、色々な種類のお酒も、テーブルを飾る花も、全ては『楽しむ』ためにあると思っている。日本人には、そういうところが少し足りないように思う。」

今の日本人が生活を楽しんでいないとは言いません。
しかし、仕事を楽しんでいるかというと、それは多くの場合、クエスチョンマークがつきます。

食事やプライベートを楽しむのと同様に、働くことも本来は楽しむ、幸せを感じることができればどんなに素晴らしいか。

中村先生の話を聞いていて、そんなことを思いました。

弊社のミッションは、【「笑顔」「喜び」「幸せ」に満ち溢れた世の中を創ります】 です。
人材開発も組織開発も、そのためのワークショップも研修も、すべては一人一人の幸せのためのお手伝い。その手段にすぎません。

一介のベンダーが何を大げさなことを・・・・
と思う方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、思う心は中村先生と全く同じ、「全ての人の幸せを」お手伝いしたい心からスタートしています。

なぜ、組織開発なのか?
なぜ、人材開発なのか?
なぜ、インフィニティなのか?
なぜ、この仕事なのか?

それは、関わる人たち全ての笑顔・喜び・幸せづくりのお手伝いをすることにより、日本を幸せにしたいからです。

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