半世紀以上も生きていると、落ち込んだり嘆いたり、もう二度と立ち直れないのではないかと思ったり、人並みに、いえ、もしかしたらそれ以上に様々な経験をしているものです。
しかし、その時々を振り返ってみると、いつの時にも私には良き理解者がそばにいてくれました。
20代の頃、先輩女子社員と良い関係を築くことができず出社拒否に陥りそうになった時は指導社員の先輩が。
プライベートで大きな問題を抱えてメンタルコントロールがうまく行かなかった時は北海道に住む大親友が。
転勤で環境に馴染めず悩んでいた時は九州に住む友人が。
社内トラブルで心身ともに疲弊していた時は同僚が。
その時々、必死でもがいていたのですが、たった一人でも自分の理解者がいてくれたことで、どんなに救われたことか、本当にありがたく思います。
そう、たった一人で良い。
理解者がいてくれれば人は救われるのだと思います。
社内でパフォーマンスが上がらないメンバー。
大失敗をしてしまったメンバー。
周囲といつも揉めてしまうメンバー。
自分に自信を持てず自己否定しがちなメンバー。
どうか責めないであげてください。
私はあなたの味方ですよ。
私はあなたを見守っていますよ。
私はあなたの成長の可能性を信じていますよ。
だって、あなたは私達と共に歩んでいく大事な仲間だから。
たった一人の理解者がマネージャーのあなただったら。経営者のあなただったら。
それだけで悩み苦しみもがいているメンバーを救い、大きく背中を押してあげることができるのではないでしょうか。あなたが理解者だと言うだけで、勇気や力を持つことができるのではないでしょうか。
メンバーがイキイキと輝けるように光を照らすことができる良き理解者でありたいものです。