誰だって変わることができる

業界トップでない社員の方が優れているコト

社会人1年目の新人研修で講師の先生がおっしゃった言葉を
35年経つ今も鮮明に覚えています。


君たちは業界最大手に就職できて今、優越感に浸っているかもしれない。
でも、弊社の営業マンとK社の営業マンを比べた時、
K社の営業マンの方がはるかに創意工夫に富んでいて、
人間味あふれる社員が多いと僕は思っている。
例えば自動車業界も同じ。
No.1のトヨタの営業マンよりも、
マツダの営業マンの方が優秀な人が多いと私は感じている。

業界最大手の社員はどうしても会社のブランドに頼ってしまう。
しかし、4位や5位の営業マンは
会社のブランドにだけ頼っていては最大手には太刀打ちできない。
自己研鑽もかなり積んでいるし、努力もしている。
何より、人としての魅力に大いに溢れる人が多いと思う。

君たちがこれから自分をどう育てていくかは君たち次第だ。
しかし、少なくとも社名におんぶに抱っこで
名刺でしか仕事ができない人にはならないでほしい。



これは営業に限ったことではありません。
どんな職種、業種、企業でも同じことが言えるでしょう。

社名や商品力、肩書や資格で仕事をするのではなく、
個人の実力や人柄を磨き、
自分という人が認められてこそ質の良い仕事ができるのです。

ブランディングは個人にこそ必要です。

知識やスキルなど仕事に必要な力量を磨くのはもちろんのこと、
経験を積み、成功や失敗から多くのことを学び、
なおかつ、人間力を磨き、「魅力的な人」になることこそが個人のブランディングです。

誰かの真似をするのではなく、自分の強みを磨く。
自分の得意を際立たせる。
仕事力だけでなく人間力の鍛錬も怠らない。

会社のブランド力で勝負するのではなく、
個人のブランド力で勝負しましょう。
「あなた仕事がしたい」「あなたいい」
と言われるあなた自身のブランド力を磨きましょう。

そのためにあなたは日々、何をしていますか?


タイトルとURLをコピーしました