問題解決できるチームを作ろうとする時、
問題解決をする事(知識やスキル)に意識が向きがちですが、
最も大切な事は、問題発見できる力がチームにある事です。
明らかな異常やトラブルがあれば誰でも問題に気がつくことができます。
そうではなく、問題となりそうな種に気がつくことができるかどうかが大切です。
問題の種に気がつくための最も大切な考え方は、
現状に満足しないことです。
当たり前を疑うことが必要です。
今、うまくいっているように見えても
「必ず問題は潜んでいる」という視点で物事を見る事です。
言い換えれば、「もっとうまく行くにはどうしたら良いか」と
常に考えることができているかどうかです。
「もっと良い状態」を何となくでもイメージできることが必要です。
何をしたら良いかではなく、どうなったら良いかということです。
例えば、
今の半分の時間でできるようになれば良い。
もっと商品が軽いと良い。
といった具合です。
問題解決は改善に他ありません。
今を100点と満足してしまっては改善の思考が働きません。
常にもっと、もっとと考えることが大切です。
問題に気づいたら、次は解決策を考えるわけですが、
その時に気をつけたいのは対処療法とならず、
根本解決ができる考え方をすることです。
そのためにはボトルネックは何かを探し出すことが必要となります。
これについては後日、改めて触れたいと思います。
問題解決ができるチームを作るには、
問題発見ができる思考を身につけることです。
当たり前を疑う習慣をつけることです。
そのためには常に問いかけ、考え続けましょう。
これを止めたらどんな影響あるの?
違うやり方でやったらどうなるの?
一番ストレスなことは何?
課題解決ができるチームとは即ち、
「私たちのチームはここにもあそこにも、問題がたくさんある!」
と気づくことができるチームです。
それはつまり、当たり前を疑う目を持つことに他ありません。