人は、自分が見たり聞いたり経験したりしたことの中から
「答え」を見つけようとするものです。
見えないもの、聞こえないもの、経験したことのないものは
想像が容易ではないため理解することが難しいからです。
それでもその時にはまるで分らなくても、
暫く経ってたからストンと腹落ちした、理解できたということがあります。
それは例えていうならば、
暗闇の中から光を見出した、モヤモヤの霧がすっと晴れた
などの状態かもしれません。
目に見えたもの、聞こえたもの、五感で感じたもの、経験体験したことなどの中から
真実を見つけること。
言葉の中に真実を見つけること。
これらは日常当たり前に行っていることですね。
しかし、真実はいつも見えているところにあるとは限りません。
見えていないところにある方が多いかもしれません。
見えていないところ、気づいていないところ、知らないところから真実を見出すことは、
固定観念を捨ててしっかりと心を研ぎ澄まさなければ容易ではありません。
表面的な事柄に踊らされるのではなく、常に真実を見つめる透明な心でなければいけません。
目の事実に躍らされるばかりでなく、
真実は見えていないところにあることを心にとめ、
どんな時に見えていないところを見ようとする目を持ち合わせていたいものです。