何回言っても進捗が見られない。
自分と同じ役割(役職)なのに、明らかに知識やスキルが違い、
苛立ちが募る。
こんな時、最初は一生懸命に対応していても
次第にあきらめムードが押し寄せてきて、
ついには「彼・彼女には期待しない」と思ってしまうことがあるかもしれません。
しかし、もしあなたがマネージャーであるならば
(いえ、マネージャーでなかったとしても)
「彼・彼女には期待しない」と思った瞬間、
どんなに気をつけていても、あなたの言動にその思いが覆いかぶさり
相手にはそれが伝わってしまうのです。
自分はマネージャーから期待されていない。
自分は同僚から当てにされていない。
あなたにとってはイライラの連続の結果の、致し方ないことであったとしても、
相手から見ると、もしかしたら何か原因があるのかもしれません。
空回りしているのかもしれないし、
どんどん委縮して実力を出せなくなっているのかもしれないし、
仕事とは別の何か理由があって集中できないのかもしれないし、
それは丁寧に確認する必要があります。
過度の期待はメンバーを押しつぶしてしまう可能性がありますが、
期待しないということは、ある意味、無視と同列であり。
それはあなたの大切なチームに、あなた自身が気づかずして
毒素を吐き出していることに他ありません。
期待しないのではなく、期待できるところを探してみませんか?
結果・成果にばかり目を向けるのではなく、
その人のBeing, Doingにも意識を向けてみませんか?
それでもどこも、何もない・・・
ともし思うなら・・・・
その時は、相手を否定するのではなく、
あなた自身の「見る目」を疑ってみることもアリなのかもしれません。
マネージャーとはそれくらい、
「心」を大切にしていたいものです。