誰だって変わることができる

コロナが奪ったムダ

コロナが奪ったものに、「ムダ」があると思っています。

ムダというと、
そんなもの、なくなった方が良かったのでは?
と思う方もいらっしゃるでしょうが、
一見、ムダと思われるコトも、実は大切なコトであり、
それは例えて言うなら「余裕」「必要な遊び」のようなものであり、
ピンと張りつめた状態ではいつ何時切れてしまうかもしれず、
適度な緩み、余裕、
柳のようなしなやかさを持つゆとり
をコロナが奪ったと感じているのです。

私で言うならば、
営業アポとアポの合間のちょっとした隙間時間。
カフェでコーヒーを飲みながら気分転換。
人間ウォッチングをしながら、一瞬、ボーっとしている時、
何かのアイデアが浮かんできたりしたものです。

電車での移動中、中づり広告を見た時、
新しいビジネスヒントや、提案事項が閃き、
つり革を持つ手を放してノートにメモをしたり。

電話を切って仲間と目が合った瞬間、
どちらからともなく笑い出し、
今の自分はちょっとイケていなかったよねなどと
雑談交じりの振り返りをしたり。

ところが今は、9時から10時、次は10時から11時と
休みなくオンラインミーティングが続いたり、
外出も控えているので自分から意識して取りに行く情報以外の、
一見不必要と思われて、実は何かのヒントになり得るかもしれないコトが
目に耳に触れることもないし、
本当にムダがないのです。

これが大きなストレス要因の一つだと気がつき、
私は意識的にムダを取り入れることにしています。

昼食は簡単に済ませるのではなく、
敢えてきちんと作り、その間、仕事以外の事を思い浮かべたり、
鼻歌を歌ったりして、仕事モードから離れる。

ワンコのお散歩の時には、
仲良しワンママ以外の人たちとも、積極的に挨拶を交わして人間ウォッチング。

詰め込みがちなミーティングやコーチングは、
意識的に中途半端な空き時間ができるようにスケジューリング。

友人とのチャットやSNSでのやり取りは、
連絡必要事項+αの事を必ず付け加える。

などなど

私たち人間は、効率だけを求めても、完璧を追い続けても、
疲弊してしまいます。
そこに必要なのはムダなのです。

コロナが私たちからムダを奪ったのなら、
意識して新たなムダを作るまで。
最近の私は、プランターに適切な土を選び、種から植物を育てるという
ムダに挑戦中です。
お陰で室内はすでに、大小10個ものプランターが並び、
毎日の水やりや日向に出したり、ベランダから取り入れたり、
植物たちのお世話で結構なムダ時間を過ごしています。
しかし、それらが良い気分転換となり、
また、そこからの学びもたくさんあり、
マネジメント上のヒントを得ることもできています。

あなたは今、適切なムダを持っていますか?

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