マネジメント・リーダーシップ

退職の『本当の理由』を言わない社員が7割超。その時、上司が絶対にしてはいけないこと

退職時、「本当の理由」を言って辞める人は、全体の3割に満たないそうです。

「いまさら、本当の事を言って波風立てたくない。」
「言っても理解してもらえない。」
「退職を申し出る上司自身が、退職の理由だから。」

これらが言わない主だった理由です。

メンバーの辞意が青天の霹靂だった上司の驚きは想像に難くありません。
しかし、ここで根掘り葉掘り問い詰めたとしても、
「チャレンジしたい」「給与が・・・」「個人的事情で」と、お決まりの理由しか聞くことはできません。

将来を期待する優秀な社員であれば、必死で引き留めようと思うことでしょう。

しかし、その引き留め行為は、「誰のため」のものでしょうか?
「彼・彼女のこれからを考えたら、ココで頑張った方が、良いと思う」
などは、上司側の勝手な後付け理由です。
無理な引き留めや、認めない、などの言動は、ますます、社員の心をあなたから遠ざけます。


部下がこの決断に至るまでの変化に気づくことができなかった自分を顧み、
退職理由の片棒を自らが担いでいないかを真摯に振り返ることこそが必要です。

そして、その振り返りを「自社の組織課題」へと昇華させること。
その課題解決こそが、優秀な人材を失わない組織へ変わるための第一歩です。

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