先日、レンタカーを借りた時のことです。
担当者 「行き先はどちらですか?」
私 「言わなければいけませんか?」
担当者 「聞くように言われていますから。関東か関西かだけでもいいです。」
私 「だったら関西にしておいてください。」
担当者 「はい。ありがとうございました。」
車のキズの確認をすると、担当者さんから鍵を渡されました。車に乗り込み、給油口のレバー位置がわからずに聞こうと思ったら、担当者さんはすでにその場からいませんでした。連休中でお店は大忙し。次のお客様の受付を始めていました。
返車時の事。駐車スペースに空きがなく、どこに停めようかと考えていると担当者さんがやってきて、「この辺に」と指示を受けました。言われた位置に停め、ドアミラーをたたんでエンジンを切り、忘れ物がないかを確認して車から降りました。
お店の中に入ろうとすると、先ほどの担当者さんに呼び止められました。
「鍵をください」
「え?」
「この場所だとお店の真ん前で他のお客様に迷惑なので、少し位置をずらしますので鍵をください。」
苦笑いした私に、担当者さんはニッコリ笑顔を返してくれました。
自宅に戻り、何気なく領収書を見ると、金額の欄に「647円」とありました。
え? こんな金額のはずがない。借りる時には確か、〇万円でのクレジットを切ったはず。
さすがにこれはマズい!と思い、レンタカー会社へ電話をしました。すると、偶然にも電話を取ったのは店長と思しき方でした。そして、発行した領収金額は間違いであること、金額は最初のクレジットを切った時のもので間違いないこと、正しい金額で領収書を発行し直して郵送してくれること、などのお話がありました。
「停め直しますから」の彼女、間違えちゃったのか~ と思いました。
以前の私だったら最初からのモヤモヤが沸点に到達し、「こういうことはちゃんと言ってあげたほうが相手のため」と、いくつも感じた「?」を店長に伝えたと思います。
しかし今回は特に何も言わずに、金額の確認ができたので領収書の郵送も不要と告げ、電話を切りました。
それよりも!
おそらく店長は、自分の店で何が起きているのか、メンバーがどんな仕事をしているのか、きっと知らないんだろうな~ と思うと同時に、私が店長だったら、どちらかというと惰性で動いていたように感じたメンバーさんたち(多分、バイトさんが多いかな)に、どんな関わり方をするかな~、 とそちらの方に関心がいきました。
ツッコミどころ満載のこのお店。でも、他人事ではありません。
知らぬはマネージャーばかりなり。あなたのチームでも似たり寄ったりのことがもしかしたらあるかもしれません。
「やれ!」ではなく、メンバーたちが(たとえバイトさんであったとしても)やりがいをもって、イキイキと楽しく朗働できるようにするには、この店には何が必要でしょうか?
あなたが店長だったら、どんな風にマネジメントしますか?